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「早くしろ、時間がねぇんだよ」レジで女性店員を怒鳴りつけた横柄な客。だが、店長が正論をぶつけた瞬間

早くしろ時間がねぇんだよレジで女性店員を怒鳴りつけた横柄な客だが店長が正論をぶつけた瞬間

隣のレジから聞こえた怒鳴り声

仕事帰りに、近所のスーパーへ立ち寄ったときのことです。

夕方の店内は混み合っており、二つのレジにはそれぞれ数人ずつ並んでいました。

私も買い物かごを持って列に加わったのですが、間もなく隣のレジから大きな声が聞こえてきました。

「早くしろ、時間がねぇんだよ」

声を上げていたのは、五十代くらいの男性客でした。レジを担当していた若い女性店員に向かって、人差し指を突きつけています。

店員は急いで商品をスキャンしていましたが、男性は少し待つことも我慢できない様子でした。

「こっちはタクシーを待たせてるんだよ。もっと早くできないのか」

店員が「申し訳ございません」と答えると、男性はさらに声を荒らげました。

しかし、店員の手際が特別遅いようには見えません。

男性が急いでいる事情を、店員にぶつけているだけのように感じました。

周囲の客も気になっているらしく、何人かが隣のレジを見ています。

それでも男性は構わず、会計が終わるまで店員を急かし続けました。

ようやく精算が済むと、男性は二つのレジ袋を乱暴につかみました。

これで帰るのだろうと思ったのですが、男性は袋をカウンターへ置き直し、入り口を指さしました。

「これ、外のタクシーまで運べ。それくらいやってくれるだろ」

女性店員は困ったように周囲を見回しました。後ろにはまだ客が並んでおり、レジを離れられる状況ではありません。

「申し訳ございません。今はレジを離れることができませんので…」

「客が頼んでるんだから、やればいいだろ」

男性が再び声を上げた、そのときでした。

店員の前に立った店長

店の奥から、名札に「店長」と書かれた男性が近づいてきました。

店長は女性店員の隣に立つと、男性客に向かって落ち着いた声で言いました。

「お客様、ここからは私がお話を伺います」

男性は、今度は店長に向かって不満を訴え始めました。

「こっちは急いでるんだ。荷物くらい運ばせろよ」

店長は男性の言葉を遮らずに聞いたあと、静かに答えました。

「お急ぎであることは承知しました。ただ、従業員を怒鳴ったり、指をさしたりする行為はおやめください」

男性が何か言い返そうとしましたが、店長は続けました。

「現在、レジ担当者を店外へ出すことはできません。お荷物についても、ご自身でお持ちくださいますようお願いいたします」

声は穏やかでしたが、曖昧に笑って済ませる様子はありませんでした。

「お客様のご要望であっても、ほかのお客様をお待たせしてまで対応することはできません」

後ろに並ぶ客たちの視線に気づいたのか、男性は急に周囲を見回しました。それから何も言わずにレジ袋を持ち上げ、早足で店を出ていきました。

店長は男性の姿が見えなくなると、女性店員に小声で「少し裏で休んでおいで」と声をかけ、別の店員をレジに呼びました。

ただ注意するだけではなく、怒鳴られていた店員をその場から離した対応を見て、私はようやく安心しました。

客を相手にする仕事だからといって、どんな言い方にも耐えなければならないわけではありません。店長が静かに線を引いた姿が、強く印象に残った出来事です。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。

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