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「今日も仕事、大変だね」偶然を装って現れる近所の男性。行動を把握されていた一人暮らしに背筋が凍った

「今日も仕事、大変だね」偶然を装って現れる近所の男性。行動を把握されていた一人暮らしに背筋が凍った
玄関先の声
数年前、一人暮らしをしていた頃のことです。同じ通り沿いに、年配の男性が住んでいました。
はじまりは、ごく普通のご近所づきあいでした。出かけようと玄関のドアを開けると、通りがかったその人が「今日も仕事、大変だね」と声をかけてくる。それだけなら、親切な人だと思っていたのです。
けれど、だんだんと、その頻度が普通ではなくなっていきました。
いつも、そこにいる
朝、ドアを開ける。すると、そこに男性がいます。夜、帰ってくる。やはり、いるのです。時間帯がばらばらでも、私が家を出入りする瞬間に、なぜか居合わせる。
やがて、その一言は決まり文句のようになりました。
「今日も仕事かい」
私が出かける姿を見つけては、そうやって声をかけてくるのです。
まるで、私がいつ家を出るのかを、ぜんぶ分かっているみたいでした。
不思議だったのは、その人がいつも、私が出てくる少し前から通りにいたことです。
ごみ出しの朝も、早番の日も、遅く帰った夜も。時間はばらばらなのに、ちょうど鉢合わせる。偶然にしては、あまりに回数が多すぎました。
ある休日、仕事のない日にふらりと出かけたときのことです。私服の私を見て、その人はこう言いました。
「今日は私服なんだね、お買い物?」
偶然を装って、まるで待ち構えていたかのようでした。
その日、私はどこへ行くとも、誰にも話していませんでした。着ていく服さえ、玄関を出る直前に選んだのです。
それなのに、私服だと言い当てられ、行き先まで口にされる。親しくもない相手に、そこまで見られている。その事実に、背筋がひやりとしました。
離れても
さすがに怖くなって、私は管理会社に相談しました。
そして、思いきって引っ越すことに決めたのです。ここを離れれば、あの視線から解放される。そう信じていました。
荷造りをしている間も、窓の外が気になって仕方がありません。
通りをうかがう日が、退去の日まで続いたのです。
ところが、退去の日のことです。荷物を運び出す私に、その男性がぽつりと言いました。
引っ越してしまったら、寂しくなるね、と。
悪意だったのか、それとも本人にその気はなかったのか。今も分かりません。ただ、私の暮らしのすべてを、あの人はずっと見ていたのだと、その一言で思い知らされました。背筋が、すっと冷たくなったのを覚えています。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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