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「私だけ仲間外れにする気ね」出産前の私と病院に押し入ろうとする義母。だが、夫の一言で態度が一変

「私だけ仲間外れにする気ね」出産前の私と病院に押し入ろうとする義母。だが、夫の一言で態度が一変
予定日の数日前に鳴ったチャイム
結婚一年目の秋、出産予定日の数日前に義母がうちへ来ました。車で一時間以上かかる町に住んでいて、顔を合わせたのは数えるほどです。
「近くまで来たから、寄っただけよ」
手には保冷バッグと、赤ちゃんの肌着が入った紙袋。スリッパを出す間も、義母は早口で話し続けます。
「陣痛がきたら、すぐ電話してね。すぐ向かうから」
まだお茶も出していないうちでした。立ち会いは夫だけと病院に届けてあり、以前そう伝えて分かってもらっていたはずです。
「病院には、主人だけでお願いしてあるんです」
「あら」
湯呑みへ伸びかけた義母の手が、途中で止まりました。
「私だけ仲間外れにする気ね」
押し戻せなかった言葉
そんなつもりは、と言いかけたときには、義母はもう次の話に移っていました。
「じゃあ退院してからね。おじいちゃんも叔母さんも、みんな会いたがってるから」
うちは古い借家で、荷物は廊下まではみ出しています。私は湯呑みを持ち直しました。
「退院してすぐは、家も片づいていなくて」
「洗濯物が出たままでも、みんなで行くわ」
笑いながら言うので、こちらも笑うしかありません。私の実家は義実家よりさらに遠く、来るという話は出ていません。
「日にちは、また改めて」
玄関で、義母は肌着の紙袋を指さしました。
「水通しはしてあるから、そのまま使えるよ」
悪気がないのは、その手つきで分かりました。
夫が電話で引いた線
その晩、帰ってきた夫に一部始終を話しました。夫は靴下を脱ぐ手を止め、天井を見ています。
「母さん、たぶん張り切りすぎとる」
「怒らせたくないの」
「怒らんよ」
次の日曜、夫は台所の窓際で母親に電話をかけました。声を大きくすることもなく、はじめは相槌だけです。
「うれしいのは分かってる。俺もうれしい」
それから、少し間を置きました。
「でも、立ち会いは俺だけや。退院してすぐの家も、まだ人を呼べる状態やない」
受話器の向こうが静かになったのが、離れていても分かります。
「落ち着いたら、こっちから日を決めて連絡する。そのときは泊まってってや」
電話を切った夫が、こちらを向いて言いました。
「怒っとらんかったで。肌着、もう一枚縫うとくって」
その日から、義母の連絡は月に一度の短いメッセージだけになりました。最後にはいつも、同じ一行が入っています。
「日にちが決まったら、教えてね」
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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