Share
「よくやるね。そんなに時間かけて」私のキャラ弁を笑ったママ友。親子遠足の日、ママ友の信じられない行動に絶句

「よくやるね。そんなに時間かけて」私のキャラ弁を笑ったママ友。親子遠足の日、ママ友の信じられない行動に絶句
入園式の帰り道で言われた
子どもが幼稚園に入った春、同じ組のママ友とよく話すようになりました。
「お弁当は毎日お惣菜で十分よ」
入園式の帰り道、彼女は少し得意そうにそう言ったのです。
お惣菜を詰めるのが悪いなんて、私は一度も思ったことがありません。
朝の時間の使い方は家ごとに違いますし、うちは私が早起きを苦にしないというだけの話でした。
ただ、彼女はそこで止まりませんでした。私が作ったキャラ弁を見るたびに、決まって一言つけ加えるのです。
「よくやるね。そんなに時間かけて」
笑って流していました。あの日までは。
親子遠足の日でした。
芝生にシートを広げていると、彼女が子どもの手を引いて近づいてきたのです。
「お弁当、忘れちゃった。分けてくれない?」
困ったときはお互いさまです。私は自分の弁当箱と子どもの弁当箱を並べて、それぞれ半分ずつ蓋の上に取り分けました。
「これで足りますか」
「助かる。やっぱり頼りになる」
彼女は腰を下ろす前から、蓋の上のおかずに手を伸ばしていました。
シートの上で止まった話し声
ところが、彼女の箸は止まりませんでした。
取り分けた分を空にすると、そのままうちの子の弁当箱に伸びたのです。
卵焼きも、うさぎの形に切ったりんごも。
気づいたときには、白いご飯の跡だけが残っていました。
「ママ、私の分は?」
子どもが蓋を持ったまま、小さな声で言いました。
「ごめんね。帰りにパン屋さんに寄ろう」
そう答えるのが精一杯でした。
ごちそうさまも、ありがとうもありません。
彼女はお茶を飲みながら、こう続けたのです。
「手作りとか正直、時間の無駄じゃない?」
「そんなに時間あるんだね、暇でいいなあ」
私は箸を置きました。声を張るつもりはありませんでした。
「人それぞれ事情があります。それより、この子の分まで食べたこと、覚えていますか」
近くで話していたママたちの声が、そこで止まりました。
彼女の顔から笑いが引きました。何か言いかけて、飲み込んで、それから作り笑いを貼りつけたのです。
「冗談じゃん、なに本気にしてるの」
誰も笑いませんでした。同意を探すように見回した彼女の目が、一人ずつ静かに逸らされていきます。
そこでようやく気づいたのでしょう。彼女は口を開きかけたまま、黙り込みました。
隣のシートのママが立ち上がって、うちの子におにぎりを差し出してくれたのです。
「一つどうぞ。多めに握ってきたから」
解散のとき、彼女は目を合わせずに小さく会釈して、先に行きました。それから今日まで、彼女がうちのお弁当に口を出したことは一度もありません。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
ほかの小説も読む
CHARACTERS
登場人物から探す
THEME
テーマ・シチュエーションから探す
ENDING
結末から探す
最も人気の短編小説
もっと見る >スカッとする短編小説
もっと見る >モヤモヤ短編小説
もっと見る >ゾッとする短編小説
もっと見る >LINEの短編小説
もっと見る >実体験をもとにした短編小説
もっと見る >恋愛トラブル
もっと見る >ハラスメント
もっと見る >金銭トラブル
もっと見る >浮気・不倫
もっと見る >迷惑
もっと見る >仕事のトラブル
もっと見る >非常識
もっと見る >LINE誤爆
もっと見る >思わず気持ちが晴れた「スカッと」
思い出しても背筋が凍る「ゾッと」
その感情を、物語にしませんか。
GLAMでは、あなたのリアルな体験エピソードを
お待ちしています。

GLAM Lifestyle Editorial
編集部
日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
Feature
特集記事


