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「車ですぐだよ、顔を見せるだけ」6ヶ月の息子を乗せての長時間ドライブ→私が怒ったワケ

初めての、長距離ドライブ
初めて夫の実家に帰る日が来ました。
義実家までは車で片道2時間弱。
6ヶ月の息子にとっては、生まれて初めての長距離移動です。
義両親がわざわざ家まで迎えに来てくれました。
息子はチャイルドシートが大の苦手です。
ベルトを締めた瞬間から、火がついたように泣きます。
「よしよし、もうすぐ着くからね」
おもちゃを鳴らし、麦茶を差し出し、手を伸ばし続けます。
着く頃には腕の感覚がありません。
お茶を一口飲むと、義母が言いました。
「このあと、おばあちゃんにも顔を見せてあげてね」
聞いていない予定でした。夫の祖母の家だといいます。
「どのくらいかかるの?」
「車ですぐだよ、顔を見せるだけ」
夫はスマホを見たまま答えました。すぐなら仕方ない。私はまた息子を抱き上げたのです。
「俺は長いと思わなかった」
義祖母の家までは、実際には1時間近くかかりました。
そのうえ、お墓参りにも行くと聞かされたのです。
墓地の砂利道を、抱っこ紐で歩きました。
息子の背中は汗でびっしょりです。夫は桶を持って義父と先を行きます。
「ねえ、少し代わって」
「今、手が塞がってるから」
義実家に戻った頃には、夕方でした。
帰りの車で伝えました。
「行き先も時間も、先に教えてほしかった」
「まあ、そういう人達なんだよね」
「俺は長いと思わなかったけど」
「ほとんど息子を見てないから、そう言えるんでしょ」
そのまま口論になって終わりました。
丸ごと任せた、次の帰省
次の帰省の朝、私は玄関で夫に告げました。
「今日は、息子はぜんぶあなたね。長くないんでしょ」
「いいよ、それくらい」
夫が笑っていられたのは、車が走り出して十分後までです。
2時間弱、夫は片手であやし続けました。
義祖母の家への道でも、墓地の砂利道でも、抱っこ紐は外せません。シャツは背中まで濡れています。
「…なあ、ちょっとだけ」
「あとでね。手が塞がってるの」
義実家の玄関に着くなり、夫は上がり框に座り込みました。
「これ、毎回やってたのか」
「すぐ、なんでしょ」
夫は言いかけて、口を閉じました。義母が覗き込みます。
「あんた、顔が真っ白よ」
義父も湯呑みを置いて続けました。
「全部、嫁さん一人にやらせてたんだろう」
夫はうつむいたきり、顔を上げられません。
「悪かった。俺が、何も分かってなかった」
「分かってもらえて、よかった」
それから、帰省の予定は前の週に夫が教えてくれるようになりました。
車の中で息子が泣けば、先に手が伸びるのは夫です。義母には「あの子、別人みたいね」と驚かれました。私は後部座席で麦茶を飲んでいたのでした。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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