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「旦那さんの年収は、いくらなの」会うたびしつこく詮索してくるママ友に、はっきり線を引いた一言

会うたび、懐事情を探ってくる人
子どもが同じクラスというだけで親しくなったママ友がいた。悪い人ではないと思っていた。詮索が始まるまでは。
「旦那さんの年収は、いくらなの」
公園で立ち話をしていると、唐突にそう聞かれた。世間話の延長のような、軽い口ぶりだった。
答えを濁すと、質問はさらに畳みかけてくる。
「持ち家?賃貸?車は何に乗ってるの?」
会うたびに、我が家の懐事情を根掘り葉掘り探ってくる。
適当にはぐらかしても、しつこく食い下がってきた。
「うちは自営だから、お宅みたいに安定してていいわよね」
探るだけ探って、最後は必ずこちらを値踏みするように笑う。
「教えてくれてもいいじゃない。ママ友でしょ?」

やがて、嫌な事実がわかった。
私が話したわずかな内容が、尾ひれをつけて他のママたちに広まっていたのだ。
「あの家は賃貸らしい」と、いつのまにか噂になっていた。

みんなの前で、はっきり線を引いた
ある日の集まりで、彼女はまた同じ質問を始めた。
「ねえ、ボーナスいくら出たの?」
私は、今度こそはっきり伝えようと決めた。
ゆっくり息を吸ってから、彼女の目を見て言った。
「人の家庭のお金を詮索して言いふらすの、やめてもらえますか」
その場が、しんと静まり返った。彼女の顔から、笑みが消える。

「べ、別にそんなつもりじゃ…」
言い訳を口にしかけて、言葉に詰まった。
彼女は赤くなったり青くなったりして、うつむいてしまう。
助けを探すように周りを見回しても、目を合わせてくれる人はいなかった。
いつもは他人の家計をぺらぺら言いふらしていた口が、今日はぴたりと閉じている。
周りのママたちの目は、もう彼女に味方していなかった。
「…ごめんなさい」
小さくそう言うのが、精一杯のようだった。
あれだけ堂々と踏み込んできた人が、たった一言で小さくなってしまった。
それからというもの、彼女が誰かの家庭事情を詮索することはなくなった。私と目が合うと、決まりが悪そうに視線をそらす。言うべきことをはっきり言えて、胸がすく思いだった。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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