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「昨日は楽しかったね、また来週」彼のスマホに表示された浮気相手。問い詰めた彼から受け取った手切れ金
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「昨日は楽しかったね、また来週」彼のスマホに表示された浮気相手。問い詰めた彼から受け取った手切れ金
伏せて置かれたスマホ
三年付き合って、同棲して二年目の頃でした。
彼がいつからか、スマホを必ず画面を下にしてテーブルに置くようになったのです。前は無造作に放っていた人がです。
気のせいだと思いたかった。でも、シャワーの音が浴室から聞こえてきたある晩、伏せたスマホの画面がぱっと光りました。視界に飛び込んできたのは、女性の名前と、短い一文でした。
「昨日は楽しかったね、また来週」
心臓が一度、大きく鳴りました。すぐに問い詰めたい衝動を、私はぐっと飲み込みました。
ここで騒げば「見間違いだ」とはぐらかされて終わる。そう直感したのです。
私はその文面を、一字一句、自分の手帳に書き写しました。日付も、相手の名前も、全部です。
浴室の音が止む前に、スマホは元のとおり伏せて戻しました。何も気づいていないふりで、いつもの夜を演じきったのです。
泳がせて、突いた一言
数日、私は普段どおりに過ごしました。彼が油断するのを待ったのです。そして週末、彼のスマホを指さして、軽い口調で切り出しました。
「これ、誰?」
彼は一瞬だけ目を泳がせて、それから、いかにも面倒くさそうに答えました。
「会社の同僚と一度飲んだだけ」
みんなで行った飲み会だ、深い意味はない。
彼はそう続けました。用意していたような言い訳でした。私は手帳のメモを思い出しながら、静かに尋ねたのです。
「来週の2人きりの予定は?」
彼の顔から、すっと表情が消えました。
みんなの飲み会なら、どうして来週、二人だけで会う約束の話が出てくるのか。
その一点を、私はまっすぐに突いたのです。手帳には日付も相手の名前も控えてある。ごまかしようがないことは、彼自身がいちばんよく分かっていたはずです。
彼は口を開きかけて、言葉に詰まりました。「いや、それは」と言いかけて、また黙る。視線が床をさまよい、最後には、がっくりと肩を落としました。
「……出来心だった」
もう、それで十分でした。言い逃れの台本は、たった一行のメモの前で崩れ落ちたのです。
私は感情的に泣き叫んだりはしませんでした。代わりに、現実的な話をしました。
この部屋は二人で借りたもの。
私の引っ越し代、それに手切れ金として、二十万円を払ってもらいます。そう告げたのです。
彼はもう、反論できませんでした。後日きっちり二十万円を受け取り、私は荷物をまとめました。
最後に連絡先をすべてブロックして、振り返らずに部屋を出たのです。三年分の未練より、自分の時間のほうがずっと大事でした。新しい部屋の鍵を回したとき、肩の荷が下りていました。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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