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「突然、何の音!?」上の階の目覚ましアラームがなぜか止まらない。管理会社に相談した結果

朝6時に始まったダーク系の主題歌
当時住んでいた木造アパートは、上階の音が驚くほどよく響く造りだった。
それでも普段の生活音は気にならず、上に住む若い男性とは廊下で会えば軽く会釈を交わす程度の関係だった。トラブルの予感など微塵もなかった。
その朝、私は奇妙な音で目を覚ました。電子音ではない。
低音の弦楽器に重なる女性ボーカル、何度聴いてもダーク系のアニメ主題歌だった。
上階の床から漏れてくる音量は、目覚まし時計どころではない。
スピーカーで再生しているのかと疑うほど明瞭に歌詞まで聞き取れる。
(突然、何の音!?)
枕元の時計は6時を指している。普段はもう少し早く起きる時間帯だが、その日は休日だった。
せっかくの寝坊を奪われた苛立ちを抱えながら、しばらく天井を見上げて待った。
1分、2分。曲はループしてまた最初から始まった。スヌーズで止まる気配はなく、誰かが手動で止めない限り永遠に続く設定らしいと薄々気づいた。
3時間鳴り続けた異常事態
顔を洗い、朝食を取り、洗濯機を回す間もずっと同じ曲が鳴り続けている。最初は「いずれ止まるだろう」と思っていた。しかし1時間が過ぎても、上階のドアが開く気配はない。
9時を回った頃、ようやく事態を理解した。
上階の住人は、すでに出かけたのだ。
スマホを家に置いたまま。曲はそれから一度も止まらず、リビングに居ても、トイレに入っても、耳の奥にこびりついて離れない。サビの女性ボーカルが頭蓋に直接響く感覚が、時間とともに耐え難くなっていく。
気がつくと、頭の中で勝手にメロディが再生されるようになっていた。窓を閉めても効果がない。
テレビをつけて音をかき消そうとしても、合間に必ず主題歌が混ざってくる。耳がおかしくなりそうだった。
管理会社の弱腰対応に立ち尽くした朝
9時半、ついに我慢の限界を超えた私は、管理会社に電話を入れた。
状況を伝えると、担当者は困った声を出した。
「ご本人に伝えるしかなくて」
合鍵で部屋に入って止めることはできない、緊急性が証明できないと警察も動かない、本人の帰宅を待つ以外に方法がないと言う。
同じ説明を3度繰り返されて、ようやく諦めた。
電話を切った後も、頭上では主題歌のサビが流れ続けていた。
結局、上階の住人が帰宅してアラームが止まったのは、その日の夕方近くだった。
あの日からしばらく、頭の中であの主題歌が勝手に流れる症状が続いた。アラームを電子音にしておけば、せめて短時間で諦めもついた。そう思わずにはいられない朝だった。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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