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「俺も育児頑張ってるよ」親戚や職場の飲み会では豪語する夫。だが、私が寝込んだ時の対応に絶句

外面だけ家族思いの夫
子どもがまだ小さかった頃の夫は、外ではいつも家族思いのいい父親で通っていた。
親戚の集まりや会社の飲み会の翌日に聞こえてくる話は、判で押したように同じだった。
「俺も育児頑張ってるよ」
その台詞を当人が口にしているのを聞くたび、私は黙って湯呑みに視線を落としていた。
実際の家では、夫が洗濯機を回した記憶も、保育園バッグの中身を確認した記憶もなかったからだ。
洗濯物が山のように溜まっていても、リビングを横切るときに見て見ぬふりで自室に消えていく。
子どものお迎えの曜日も、検診の予定も、私が壁のカレンダーに書き込んでもまるで覚えなかった。
特に堪えたのは、私がインフルエンザで38度を超えて寝込んだ夜のことだった。
布団から起き上がれずにいる私の枕元に立った夫は、心配する素振りもなくただ一言だけ放ってきた。
「夕飯どうする?」
その日は子どもの分のご飯も作れないまま、冷凍庫の中身を口頭で説明し、私は熱を抱えたまま天井を見上げていた。
学校行事の準備が重なって連日寝不足だったある日も、私が肩を回しながらため息をついたタイミングで、夫は無遠慮な一言を重ねてきた。
「そんなに大変?」
その瞬間、心の中で何かがかちりと音を立てた。
テーブルに並べた1日分の家事リスト
翌日、夫が休みで朝からソファに寝そべっている日を狙って、私は1日に自分がやっている家事育児を、紙に片っ端から書き出していった。
朝5時半の起床から、子ども2人分の朝食と弁当、保育園と小学校への送り、洗濯と掃除、買い出し、夕飯の下ごしらえ、習い事の送迎、宿題の丸付け、入浴介助、寝かしつけ、翌日の準備、深夜の片付けまで、時間軸ごとに細かく並べた。
ついでに学校行事の役員業務と、PTAの書類仕事も別欄に足した。
書き終えた紙はびっしり3枚に渡り、リビングのローテーブルの上に並べると、それだけで紙の山ができていた。
夫の前に静かに差し出して、私は短く一言だけ添えた。
「これ、毎日の家事の内訳」
夫はソファから身を起こして、3枚を順番にめくり始めた。
読み進めるほど顔色が変わっていき、最後の1枚に目を通す頃には言葉を失っていた。ページをめくる指がだんだん遅くなり、最後は手の中で止まったまま、長いあいだ動かなかった。
絞り出すように口にした一言は、台詞というより独り言に近かった。
「こんなに、やってたのか」
その日以降、夫はゴミ出しと食器洗いを自分から引き受けるようになり、保育園の送りにも週何度か立つようになった。
完璧とは言えなかったが、外向きの「俺も頑張ってる」は二度と口にしなくなった。20年近く飲み込んできた苛立ちが、紙3枚で逆転した夜だった。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、50代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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