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「食べてないよ」冷蔵庫から消えた作り置きしていたおかず。だが、夜中に夫がタッパーの中身を袋に詰め替えていた理由に絶句

減っていく副菜と知らないふたの夫
料理が趣味の私は、翌日の弁当や疲れて帰る夜のために、副菜を少し多めに作って冷蔵庫に並べていた。
きんぴら、煮卵、ひじき。週に何度か作り置きをしておくと、平日の自分が救われる。
ところがここ数週間、入れたはずのおかずが少しずつ減っているのに気づいた。
夫に聞いても、首を振るばかり。
「食べてないよ」
そんなはずがない。私はタッパーのふたの裏に、自分にしか分からない印をつけた。
翌朝、冷蔵庫を開けた瞬間に背筋がひやりとした。中身が減っているだけでなく、ふたが別のメーカーのものに差し替わっていたのだ。
色も形も微妙に違う、明らかに我が家にはない予備のふた。
不信感が一気に膨らんだ。同じ屋根の下で、夫が私に嘘をついている。
残業帰りの私が冷蔵庫を開ける時間に合わせて、夫は何かを動かしていた。
寝たふりの夜、ジップロックを抱えて出ていく夫
その晩、私は寝室の電気を早めに落とし、寝たふりをしてリビングの気配を探った。
日付が変わってしばらく経った頃、夫が音を立てないように起き出した。
薄目を開けて廊下から覗くと、夫は冷蔵庫を開け、私が並べたタッパーの中身を一つ一つジップロックに移し替えていた。
きんぴらも、ひじきも、煮卵まで。袋を抱えて、夫はそのまま玄関を出ていった。
戻ってきたのは数分後。
手にはもう、何もない。
私は布団から出て、玄関先の夫を問い詰めた。
声が震えるのを抑えながら、嘘で済む話ではないと突きつけた。
すると、観念したように夫は口を開いた。
「隣のマンションに住んでる母さんが、最近食欲がないって言うんだ。だから、君の料理を僕が作ったって言って届けてた」
意味が分からなかった。夫はさらに続けた。
「君が作ったって言うと食べない」
母さんプライド高いから、と夫は声を落として付け加えた。
謝罪の翌週も届く義母からの自慢メール
夫の謝罪はあった。
これからは黙って持っていかないと頭も下げた。
けれど話はそれで終わらなかった。
翌週、義母からスマホにメッセージが届いた。
息子の味付けは最高だわ、結婚してくれた嫁が羨ましいと。
同じ文面が、その後も三週間続けて届いている。
私が深夜まで仕込んだ料理を、義母は息子の手柄として褒め、私はそれを画面越しに眺めて指を止める。
夫に「本当のことを伝えて」と頼んでも、母のプライドが折れるからと首を縦に振らない。冷蔵庫を開けるたびに、あの夜のジップロックがちらつく。台所に立つ気力が、少しずつ削られていく感覚だけが残っている。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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