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「美味しそう食べていい?」出産祝いまで手を出す図々しい義母。信じられない光景に動けなくなった朝

マイ枕とマイおやつで泊まりに来る義母
義父を早くに亡くした義母は、地方の家で1人暮らしを続けています。
寂しいのは伝わってきますし、孫の顔を見たい気持ちも理解できるので、月に1度ほどの泊まり訪問は受け入れてきました。問題は、義母の手荷物の中身です。
「私の枕じゃないと眠れないのよ」
玄関で大きなトートバッグから取り出されるのは、義母のマイ枕、好物の煎餅、朝食用のヨーグルトとパン。
自分の身の回りはきちんと持参するのに、孫への土産は毎回1つもありません。
一度くらい、と期待した最初の頃の私は、もうとうに諦めています。それでも食卓に座ると、義母は遠慮なく我が家の常備菜や、子どもの果物に手を伸ばすのです。
義母が持ってきた煎餅は、義母の部屋の棚に静かに置かれたまま、孫の口には一度も入りません。気がつくと、義母の滞在中だけ我が家の食費がじわじわと増えているのが分かりました。
週末を1泊2日で過ごす義母を玄関で見送るたびに、買い置きしていた果物の箱は半分以下に減っています。
実家の果物まで消えた朝の絶句
ある泊まりの翌朝、冷蔵庫を開けて私は思わず固まりました。
前日に実家の母が、孫達に食べさせてと託してくれた高級なぶどうと桃が、半分ほど消えています。
実母は孫達のためにわざわざ宅配便を出してくれたのです。誰が食べたかは聞くまでもありません。リビングでは義母が、子どもに渡すはずだったヨーグルトを上機嫌で口に運んでいました。実母から届いたものだと話したはずなのに、義母にとって冷蔵庫の中身は誰のものでもないようでした。
何時間も並んで宅配便を出してくれた実母の顔が浮かんで、私は冷蔵庫の前で深く息を吐きました。
とどめは、最終日の夕方でした。出産祝いでもらったに私が自分用に取っておいた高級チョコの箱を、テーブルに出していたのです。
仕事から帰ってきた私の小さな楽しみで、子ども達が寝てから1粒だけ食べる、と決めていた我が家で1番贅沢な楽しみでした。義母は箱を覗き込むと、にこやかに首を傾げました。
「美味しそう食べていい?」
1番大きな粒に、すっと手が伸びます。
何が起きたのか分からないまま、私は箱を引く動きすらできませんでした。夫はリビングで子どもの相手をしながら、母さんなら仕方ないと笑うばかり。
実家の母にも申し訳ない、自分の楽しみすら守れない。義母を玄関で見送ったあと、空になった果物のパックを冷蔵庫から出して、私はしばらく動けませんでした。次の泊まり予定は、来月に入っています。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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