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「なんでいるの…?」誕生日になぜか付いてきた彼の妹。合わない価値観に別れを決意した

なんでいるの誕生日になぜか付いてきた彼の妹合わない価値観に別れを決意した

親友の誕生日、待っていたのは料理ではなく

もう20年来の付き合いになる親友から聞いた話です。

当時、彼女には付き合っていた男性がいました。

お兄ちゃんっ子の妹がひとりいる人で、その妹は兄が誰と付き合うのも気に入らない、いわゆる「兄離れができていない」タイプだったそうです。

親友のお誕生日のこと。

彼が「腕によりをかけて作るから」と、親友の家で料理をふるまってくれることになりました。

「どんなものを作ってくれるんだろう」

そう胸を弾ませて待っていた親友の前に現れたのは、彼ひとりではありませんでした。隣には、満面の笑みを浮かべた妹さんが立っていたのです。

「私も手伝いたくて」

そう屈託のない笑顔で告げる妹さんに、親友は何も言葉が出てこなかったといいます。

(なんでいるの…?)

隣に立つ彼も、止めるどころか「いいよね?」と当然のように同意を求めてきたそうです。

親友の家にずかずかと上がり込んだ妹さんは、誕生日の主役である親友をまるで空気のように扱い、エプロンを締めて兄の隣に立ちました。

そこから始まったのは、兄妹2人だけの楽しいクッキングタイムです。

「甘えっ子だから」で流された違和感

親友は手伝おうとして台所に入ろうとしましたが、妹さんに「ここ、私の場所だから」と冷たく押し戻されたといいます。

誕生日の彼女が、自分の家の台所で居場所を失う。普通なら笑い話にもならない場面です。

耐えかねた親友が、料理に没頭する彼の背中に小さな声で訴えました。けれど、振り向いた彼から返ってきたのは、まったく予想していなかった一言でした。

「甘えっ子だから」

注意するでもなく、たしなめるでもなく、その一言で全部を片付けてしまった彼。それ以上は何も言わず、また鼻歌混じりに妹との料理に戻っていったそうです。

親友はその夜、自宅のリビングで食卓を見つめながらこう確信したのだといいます。

「この人と結婚したら、必ずこの妹がくっついてくる」

誕生日に出されたお皿の味は、もう覚えていないと笑っていました。覚えているのは、台所から漏れる兄妹の楽しそうな笑い声と、誕生日席にぽつんと座る自分の影だけ。

ほどなく、親友はお別れを切り出しました。傍で話を聞いていた私の胸にも、いまだに小さなモヤモヤが残っています。

恋人として優しい人が、必ずしも家庭に入れる人とは限らない。

妹を「甘えっ子」のひとことで流せてしまう感覚は、結婚後の何十年にもわたって彼女を苦しめたはずです。別れる勇気を持てたことこそ、彼女の最大の機転だったのかもしれません。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、50代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。

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