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「一緒に入れていいですか」コンビニでの何気ない会話。だが、後ろで待っていた私が思わず固まったワケ

お茶を買いに寄っただけの夜でした
ある夜、私は帰宅途中にコンビニへ立ち寄りました。買うつもりだったのは、ペットボトルのお茶一本だけです。
レジに並ぶと、前にいた男性が弁当と板チョコをカウンターに置いていました。時間も遅く、仕事帰りなのか、少し疲れた様子に見えました。
店員が弁当を手に取ります。
「お弁当、温めますか」
「お願いします」
男性が答えると、店員は弁当を電子レンジへ入れました。
少しして温め終わった弁当が戻ってきます。容器からは熱が伝わっているようで、店員も少し持ち替えながらレジ袋を広げました。
その横には、板チョコが置かれています。
すると店員が男性に尋ねました。
「弁当と、チョコを一緒に入れていいですか」
(ダメだろ!)
もちろん声には出していません。でも私は後ろで、思わずそう叫びそうになりました。
熱々の弁当のすぐ横に板チョコを入れたら、少なくともかなりやわらかくなりそうです。
とはいえ、買い物をしているのは私ではありません。わざわざ後ろから口を挟むのも変なので、お茶を持ったまま黙って見ていました。
男性は少し考える様子もなく答えました。
「大丈夫です」
チョコを袋へ入れようとしたところで、手が止まりました
店員は温めた弁当を袋の底へ入れました。
そして続けて板チョコを手に取り、その横へ入れようとします。
その瞬間、店員の手が止まりました。
弁当とチョコを見比べてから、少し笑いながら男性に声をかけます。
「すみません、やっぱり分けましょうか。チョコ、溶けそうですね」
男性もそこで初めて気づいたように、袋の中をのぞき込みました。
「ああ、確かに。それはまずいですね」
そう言って笑うと、店員も笑いました。
後ろでずっと気になっていた私も、思わず小さく笑ってしまいました。
結局、板チョコは小さな別の袋に入れられ、男性は二つの袋を受け取って店を出ていきました。
そして私の会計になりました。
お茶を差し出しながら、さっきのやり取りを思い出して、つい店員に言いました。
「気づいてよかったですね」
店員は少し照れたように笑って、「ほんとですね」と返しました。
ただお茶を買いに寄っただけでしたが、店を出てからもしばらく、あの一瞬のやり取りを思い出してしまいました。
※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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