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「財布の中身がきついんだ、誘わないで欲しい」無理に友人に合わせ続けた僕。だが、本音を友人に思わず伝えてしまった

「財布の中身がきついんだ、誘わないで欲しい」無理に友人に合わせ続けた僕。だが、本音を友人に思わず伝えてしまった

気軽に出せる額と、負担に感じる額のあいだで

僕は昔から、あまり金銭的に余裕のあるほうではありませんでした。一方で、まわりの友人たちは、僕よりもお金に余裕があるように見えていました。

「今週の金曜、みんなで集まろう」

そう誘われるたび、僕は返事をする前に頭の中で計算していました。

店の予算はいくらくらいか。今月はあと何日あるか。次の給料日までに必要なお金はいくら残しておくべきか。

もちろん、友人たちと会いたくないわけではありません。それでも、みんなが気軽に決める店の金額が、僕には負担に感じることがありました。

「ごめん、その日はやめておく」

費用を考えて断ったことは、一度や二度ではありません。ただ、毎回お金を理由にするのも気が引けました。誘ってくれる相手に、そのたび事情を説明するのも嫌で、予定があるように濁すこともありました。

そして何度かに一度は、断り続けるのが申し訳なくなって、無理をして参加しました。

楽しくないわけではありません。みんなと話している時間は好きでした。それでも会計が近づくと、財布の中身が気になります。次の店へ行こうという話が出れば、また金額を考えてしまいます。

笑いながらも、頭の片隅ではずっと計算をしていました。

何度目かの誘いの席で、初めて正直に言った

ある日の集まりで、次はどこへ行こうという話になりました。

いつもなら「その日は予定があるかも」と濁していたと思います。

でも、その日は少し疲れていたのかもしれません。また同じようにごまかすのが嫌になり、思っていたことがそのまま口から出ました。

「財布の中身がきついんだ、誘わないで欲しい」

言った瞬間、少し気まずくなるかもしれないと思いました。ところが友人たちは、怒るでも笑うでもなく、少し驚いた顔をしていました。

「そんなに負担だったんだ。気づかなかった」

ひとりがそう言うと、別の友人も口を開きました。

「俺も、毎回だとちょっときついときあるよ」

僕には余裕があるように見えていただけで、それぞれに事情はあったようです。ただ、誰もわざわざ口にしていなかったのでした。

すると友人のひとりが、「じゃあ、次は誰かの家で持ち寄りでもいいんじゃない?」と提案しました。

次の集まりは、その友人の部屋になりました。それぞれが無理のない範囲で食べ物や飲み物を持ち寄り、簡単な料理を作って食べました。

店を予約する必要もなく、次の店へ移動することもありません。思った以上に気楽で、それからは外で集まるだけでなく、誰かの家で過ごすことも増えました。

今でも誘われれば、まず予算は気になります。それは以前と変わりません。

ただ、無理なときまで平気なふりをすることはなくなりました。「今回は厳しいからやめておく」と言えば、友人たちも普通に受け止めてくれます。

正直に言うのには勇気がいりました。でも、お金のことを隠して無理に合わせ続けるより、自分にできる範囲を伝えたほうが、ずっと気楽に付き合えるのだと気づきました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた20代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。

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