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「そのバッグ、使いやすそうやな」電車の行き先を聞かれただけだった。だが、少しずつ近くなる距離に感じた本音

最初は、電車のことを聞かれただけだった
以前、通勤途中の駅で電車を待っていたときのことです。
朝のホームは混んでいて、私は列の後ろのほうで電車を待っていました。
すると隣にいた50代くらいの男性から、「この電車、○○駅にも止まる?」と声をかけられました。
私も普段使っている路線だったので、「止まりますよ」と答えました。
男性は「ありがとう。普段あまり乗らへんから分からんくて」と笑いました。
ここまでは、駅でたまにあるやり取りだと思っていました。
ところが男性はそのまま、「この時間はいつもこんなに混んでるん?」と話を続けてきました。
「平日はだいたい混んでますね」
私がそう答えると、「毎日大変やな。仕事で乗ってるん?」と、今度は私自身について聞いてきました。
人懐っこい人なのかなと思い、私は「まあ、そんな感じです」とだけ返しました。
質問が少しずつ私のことに変わっていった
それからも男性は、「この辺で働いてるん?」「いつもこの時間なん?」と話しかけてきました。
私は詳しく答えたくなかったので、「日によります」「そうでもないですよ」と曖昧に返していました。
そのうち、少し離れて立っていたはずの男性との距離が、いつの間にか近くなっていることにも気づきました。
混雑しているホームなので多少近くなるのは仕方ありません。
ただ、私が少し横へずれると、しばらくしてまた隣に立つような感じになりました。
そして男性が、私の肩に掛けていたバッグを見ながら言いました。
「そのバッグ、使いやすそうやな。いくらくらいしたん?」
急に持ち物の値段まで聞かれて、さすがに戸惑いました。
「いや、そんな高いものじゃないですよ」
そう答えて会話を終わらせようとしたところで、ちょうど電車がホームに入ってきました。
私は男性とは少し離れたドアから乗り、そのまま別の場所へ移動しました。
男性が追ってくることはありませんでした。
道を尋ねられたことがきっかけだったので、最初に声をかけられたこと自体には何も違和感はありませんでした。
ただ、答えているうちに質問が少しずつ個人的になり、距離まで近くなっていったことで、「どこまで答えればいいんだろう」と困ってしまったのです。
それ以来、知らない人から話しかけられたときは、必要なことだけ答えて、会話が長くなりそうなら早めに切り上げるようになりました。
※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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