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「え…見てたんですか?」私の行動を言い当て続ける同僚。だが、続く言動に距離を置くと決めた

「え…見てたんですか?」私の行動を言い当て続ける同僚。だが、続く言動に距離を置くと決めた
言っていないことを、なぜか知っている
数年前、同じ会社の別部署に、休憩室で顔を合わせる同僚がいました。四十代くらいで、会えば軽く世間話をする程度。それ以上の付き合いはありませんでした。
ある朝、廊下ですれ違ったとき、その人が何気なく言いました。
「昨日、ずいぶん遅くまでいたよね。大丈夫だった?」
確かに前日は残業していました。ただ、誰かに話した覚えはありません。
「え…見てたんですか?」
思わず聞き返すと、相手は少し笑いました。
「いやいや、たまたま。帰るときに見かけただけ」
同じ会社なのだから、そんなこともあるだろう。そのときは私も「そうなんですね」と流しました。
ところが、それから似たようなことが何度も続いたのです。
「今日は昼、外に行かなかったんだね」
別の日には、「昨日も帰るの遅かったでしょ。最近忙しいの?」
最初のうちは偶然だと思っていました。けれど、何度も続くうちに、だんだん笑って返せなくなっていきました。
どれも会社にいれば見かける可能性はあります。それでも、なぜこの人はこんなに私の行動を覚えているのだろう。
そう考え始めると、休憩室で顔を合わせるだけでも落ち着かなくなりました。
「やめてくれ、なんで知ってるの」
ある日の仕事終わり、駐車場へ向かうと、出口付近にその同僚が立っていました。
私に気づくと、いつもの調子で声をかけてきます。
「あれ、今日は早いね」
その一言を聞いた瞬間、それまで抑えていたものが急に込み上げました。
「やめてくれ、なんで知ってるの。そういうの、正直ちょっと怖いんだけど」
自分でも思っていたより強い声が出ました。
相手は一瞬きょとんとしたあと、「そんなつもりじゃないよ」と困ったように笑いました。
「たまたま見かけてるだけだって」
悪意があるのか、本当にただ気づいたことを口にしているだけなのか、私には分かりませんでした。
ただ、理由が何であっても、自分が嫌だと感じていることだけははっきりしていました。
理由を確かめるより、距離を取ることにした
それから私は、必要以上にその同僚と話すのをやめました。
休憩室で会えば挨拶はします。ただ、自分の予定や帰る時間については話さない。立ち話になりそうなら、「お疲れさまです」と区切って席を離れるようにしました。
しばらくすると、相手からこんなことを言われました。
「最近、なんかよそよそしくない?」
少し気まずさはありましたが、私は曖昧に笑うだけにしました。
以前なら、空気を悪くしたくなくて無理に会話を続けていたと思います。でも、自分が落ち着かない相手とまで親しくする必要はない。そう考えるようになりました。
結局、なぜあれほど私の行動に気づいていたのかは分からないままです。
その後、私は転職し、その同僚と顔を合わせることもなくなりました。
新しい職場で、誰にも行動を気にされずに帰宅した日のことを今でも覚えています。ただ普通に一日を終えられることが、思っていた以上に気楽でした。
相手に悪気があったかどうかは分かりません。それでも、自分が「嫌だ」「怖い」と感じたとき、無理に付き合い続けず距離を取ることも、自分の日常を守る方法なのだと思っています。
※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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