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「もう待ち伏せは、やめてほしい」毎日1時間の立ち話に限界だった私。思い切ってはっきり伝えた本音

「もう待ち伏せは、やめてほしい」毎日1時間の立ち話に限界だった私。思い切ってはっきり伝えた本音
毎日、車の横で
その同僚とは、同じ部署で机を並べていました。はじめは昼休みに世間話をするくらいの間柄だったと思います。
変わってきたのは、退勤の時間でした。私が駐車場へ向かうと、彼女はいつも私の車の横で立って待っています。
「今日も一緒に帰りましょう」
私は車、彼女は帰る方向も違います。それでもドアに手をかけたまま、話はなかなか終わりません。長い日は、毎日1時間ほど立ち話に付き合っていました。メッセージアプリの通知も、ほぼ毎日届きます。
雨の日でも、彼女は傘を差して同じ場所に立っていました。私が残業で遅くなっても、駐車場の照明の下でずっと待っています。悪い人ではないと分かっているぶん、帰りましょうの一言を、無下にもできませんでした。
子どもの話と、休日のスーパー
話の中身は、彼女のお子さんの相談や愚痴が多くありました。私には子どもがいないので、うなずくくらいしかできません。
「聞いてくれるの、あなただけなの」
そう言われると、断る言葉が喉の奥で止まりました。休みの日に職場の近くのスーパーへ寄ったときも、彼女は駐車場で私の車を見つけ、まっすぐ近づいてきます。逃げ場がないように感じ始めていました。
正直に言えば、少し怖くなっていました。嫌いになったわけではありません。ただ、距離があまりに近くて、息が詰まるようでした。
思い切って伝えた朝
ある朝、私はメッセージアプリの画面を開きました。文章を打っては消し、また打ち直します。送信のボタンに指を乗せたまま、しばらく動けませんでした。
「もう待ち伏せは、やめてほしい」
短く、それだけを送りました。指が少し震えていました。返事が来るまでの数分が、とても長く感じられます。
彼女はしばらく静かになりました。お互い、距離を置いた形です。
数日が過ぎて、彼女のほうから声をかけてきました。責める調子ではありません。
「気づかなくて、ごめんね。近づきすぎてたね」
あの立ち話も、彼女なりの精一杯の距離の詰め方だったのだと、そのとき初めて分かりました。伝えるまでは怖かったのに、伝えたあとは、肩の荷が少し軽くなっていました。
今では、廊下ですれ違えば軽く笑い合う、ちょうどいい距離の同僚に戻っています。あの朝、思い切って言葉にして、本当によかったと思っています。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、50代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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