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「さっきのお釣り、もらっていい?」コンビニのお釣りをもらおうとする彼。合わない金銭感覚に別れを告げた瞬間

コンビニのレジ前で
5歳年上のその人と付き合って、半年ほどが過ぎた頃でした。
二人でコンビニに寄って、会計は割り勘にしようという話になります。
あいにく、私は細かいお金を持っていませんでした。二人分の会計は2500円ほど。とりあえず私が、5000円札を一枚出します。
店員さんから戻ってきたお釣りは2500円でした。彼はそれを、ごく自然に自分の財布へしまいます。
店を出てから、私は言いました。
「さっきのお釣り、もらっていい?」
冗談で言っているのかと思って顔を見ましたが、彼は真顔でした。
財布のふたを閉じて、それで話は終わりだという様子です。
こちらが5000円を出して、戻りは全部彼の財布の中。形の上では、私がおごったことになります。それなのに、ありがとうの一言もありませんでした。
割り勘のはずのテーブル
思い返せば、お金の使い方はいつもそんな調子でした。
レストランに入ると、彼は高いものを次々に頼みます。
「同じくらい食べてるんだから、割り勘でいいだろ」
私が頼むのは、サラダとスープくらいのものです。
それでも会計になると、彼はいつも同じ言葉を口にしました。
頼んだ量が違っても、支払いはきっちり半分。私が少なめに食べた日でも、そこだけは一度も譲りませんでした。
お金がないわけではないのです。ただ、少しでも自分の負担を軽くしようとする。その小さなごまかしが、だんだん見えてきました。
別れを告げた瞬間
決定的な事件があったわけではありません。
怒鳴りたいような裏切りも、大げんかもありませんでした。
ただ、あの2500円を財布にしまったときの、当たり前という顔。
あれを思い出すたびに、気持ちが静かに冷めていきました。
次に会ったとき、私は落ち着いた気持ちで、自分から切り出しました。
「ごめん、私たち、もう終わりにしよう」
「え、なんで急に。なにか怒ってる?」
彼は理由を聞きたそうにしていましたが、私はうまく言葉にする気にもなれませんでした。
お金にだらしない人だとは、最後まで口にしませんでした。
言わなくても、じゅうぶんでした。数百円を惜しんで、目の前の人の気持ちを失う。そのことに、彼はきっと気づかないままなのだと思います。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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