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「手抜きはやめて、育て方が悪い」ぐずる息子を見て私を責め立てた義母。だが、夫の一言が黙らせた

「手抜きはやめて、育て方が悪い」ぐずる息子を見て私を責め立てた義母。だが、夫の一言が黙らせた
玄関を上がる前から、ダメ出しが始まる
息子が生まれてから、月に一度の義実家通いが憂鬱になりました。
義母は、私が靴を脱ぐより先に口を開く人です。台所へ入れば、持参した離乳食のパウチを目ざとく見つけられます。
「またこれ? 出来合いばかり食べさせてたら、味覚がだめになるわよ」
「栄養は、考えて選んでいます」
「あなたは少し手抜きね。私のころは、全部すり鉢ですったのよ」
抱っこの仕方も、寝かしつけの時間も、着せている服の枚数も、必ずどこかに一言が付いてきます。
最初のうちは聞き流していました。けれど毎回、何かを否定されて帰る日が続くと、澱のように溜まっていきます。
「今日も、何か言われてた?」
「ううん。平気」
帰りの車で、夫にはそう答えていました。義母に悪気がないのは分かっていたし、波風を立てたくもありません。ここで私が黙っていれば、それで済む話だと思っていたのです。
息子がぐずった、その一瞬
その日は、居間で息子がおもちゃを放り出して泣き始めました。眠くなる時間の、いつものぐずりです。抱き上げて背中をさすっていると、義母がテレビを消しました。
「手抜きはやめて、育て方が悪い」
泣き声のなかで、義母はさらに続けます。
「うちの家系はもっとしっかり育ててきたの。この子がこうなのは、あなたのせいよ」
あまりに失礼で、私は息子を抱えたまま固まってしまいました。眠いだけです、と言い返すこともできません。
膝にかかる重さだけが、やけにはっきりと分かります。
すると、隣で新聞を畳む音がして、夫が口を開きました。
「母さん、それは言いすぎだよ。この子を毎日見てるのは、俺でも母さんでもない。育児は、母さんの時代とは違うんだ」
義母の顔から、さっと赤みが引きました。
「……私は、心配して言ってるだけよ」
「心配なら、まず否定じゃなくて応援してあげて」
義母は何か言いかけ、口を開いたまま、その言葉を飲み込みました。ゆっくり湯呑みへ手を伸ばし、私とは目を合わせないまま、黙り込みます。奥で新聞を読んでいた義父が、顔を上げて小さくうなずきました。
「ご心配ありがとうございます」
そう返すと、義母はもう何も言いませんでした。
それから、義実家の空気は変わりました。育児への口出しはぱたりとやみ、必要以上に距離を詰めてくることもありません。この前は、息子におやつを渡す前に、私の顔をうかがうように聞いてきたのです。
「これ…食べさせても、平気かしら」
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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