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「玄関前のそれ、明日確認します」自室の前に置かれた謎のプラスチックの塊。だが、管理会社の対応に絶句

うちのドアの前にだけ、置かれた塊
仕事から帰宅し、自室のある階でエレベーターを降りた瞬間、足が止まった。
玄関ドアのちょうど前に、見慣れない黒っぽいプラスチックの塊が置かれている。
手のひらより少し大きいくらいで、何かの部品のようにも、容器のようにも見える。
少なくとも、私が置いたものではないことだけは確かだった。
気になって、同じ階のほかの部屋の前も見て回った。だが、そんなものが置かれているのはうちの前だけ。
隣も、その隣も、下の階も、廊下はいつも通り何もない。ほかの家には一切なくて、明らかにうちのドアの前だけを狙ったように、それはぽつんと存在していた。
誰が、何のために置いたのか、まるで見当がつかない。
気味が悪くて、荷物も置かないまま管理会社に電話した。
事情を早口で説明し、すぐに見に来てほしいと頼んだ。ところが、電話口の担当者の声には、こちらの不安がまるで伝わっていないようだった。
「玄関前のそれ、明日確認します」
正体のわからないまま、暮れていく一日
耳を疑った。今この瞬間、自分の部屋の前に得体の知れないものがあって、正体もわからず立ち尽くしているのに、確認は明日でいいというのか。
中身がわからない以上、うかつに触るのも怖い。
住人の安全を守るのが仕事ではないのかと、喉まで出かかった言葉を飲み込んだ。
担当者は「まあ、どなたかの置き忘れでしょうから」と軽く続けただけで、あくまで他人事の口ぶりだった。
念のためその塊を写真に撮り、廊下の防犯カメラは確認できないのかと尋ねても、担当者はあいまいな返事を繰り返すばかり。
結局、明日担当が回りますから、の一点張りで電話は切れた。
その夜は、何をしていても落ち着かなかった。
玄関のそばを通るたびに、ドアの向こうにあの塊があるのだと思い出す。
誰かの嫌がらせなのか、ただの偶然なのか、それとも私の知らない事情があるのか。
考えれば考えるほど、答えのない問いばかりが増えていく。翌日、管理会社の人が来て塊は片づけられたが、「持ち主も、何なのかも、結局わかりませんでした」とだけ告げられた。
あれは何だったのか、なぜうちの前だけだったのか。すっきりしないまま、その疑問だけが今も胸の奥に残っている。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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