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妻「仕事だけで楽でいいね」→「なら一日、まるごと代わろう」と家事育児を担った夫が気づいたこと

妻「仕事だけで楽でいいね」→「なら一日、まるごと代わろう」と家事育児を担った夫が気づいたこと

口癖になった一言

結婚して三年目のある休日、私は久しぶりにゲームで息抜きをしていた。

すると、台所から妻の声が飛んできた。

「そんな暇があるなら掃除くらいしてよ。父親なんだから自覚を持って」

その週も休日出勤があって、やっと取れた数時間だった。

つい言い返してしまった。

「少しくらい休ませてほしいよ」

妻は振り向きもせず、こう続けた。

「仕事だけで楽でいいね」

それは最近、口癖のように繰り返される言葉だった。

家計のために残業を重ねている話には、ちっとも触れてくれない。だんだん腹が立ってきた。

「こっちだって好きで働いてるわけじゃない」

そう言いかけて、飲み込んだ。妻の顔には、疲れがべったりと張りついていた。

一日、まるごと代わってみた

言い合いになりかけたが、私は深呼吸をひとつした。喧嘩をしても何も進まない。ふと、ある提案が口をついて出た。

「なら一日、まるごと代わろう」

翌週の休み、私は朝から家事も育児も全部引き受けた。

妻には一日ゆっくりしてもらう約束だ。

ところが、これがとんでもなかった。

洗濯を回している間に子どもが泣き、ミルクを作れば洗い物がたまっていく。掃除機をかけ終える前に、もう昼になっていた。

おむつを替えれば洗濯物のことを思い出し、床を拭き始めれば宅配便が鳴る。

ようやく腰を下ろしたと思えば、子どもがまた「抱っこ」とせがんでくる。

名前のない用事が、次から次へと湧いてくる。座って一息つく暇など、どこにもなかった。

「パパ、ごはんは?」

子どもに聞かれて、自分の昼食すら食べそびれていたことに気づいた。テレビを見る時間も、スマホを触る余裕も、まるでない。

夕食の支度にとりかかる頃には、腕も腰も悲鳴を上げていた。それでも家の中は、まだ片づけ切れていない。

夕方、へとへとの私を見て、妻が小さく笑った。

「これ、毎日やってるんだよ」

私は素直に頭を下げた。

「ごめん。楽なんて、よく言えたもんだよな」

すると、妻も声を落とした。

「私こそごめん。あなたの仕事の大変さ、ちゃんと見えてなかった」

顔を見合わせて、どちらからともなく笑ってしまった。責め合っていた時間が、急にばかばかしく思えた。

その夜、私たちは家事と育児の分担を、一つずつ紙に書き出した。

どちらが楽かを競うのではなく、二人でどう回すかを話すのは初めてだった。

お互いの一日をねぎらい合えたのは、結婚してから初めてだったかもしれない。次の休みは、二人で子どもを連れて出かけようと決めた。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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