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「猫は外が幸せだろ」と放し飼いしたい夫→合わない夫との考えに感じた違和感

「猫は外が幸せだろ」と放し飼いしたい夫→合わない夫との考えに感じた違和感
「猫は外が幸せ」と譲らない夫
結婚を機に、二人で一匹の子猫を家族に迎えた。丸まって眠る姿を見るだけで、その日の疲れがほどけていく。
私にとっては、家の中で一生守り抜きたい大切な存在だった。
ところが、飼い方をめぐって夫とは最初から意見が食い違っていた。
「猫は外が幸せだろ」
そう言って夫は、私が仕事で家を空けるたびに、リードもつけないまま猫を庭へ放してしまう。
田舎で野良猫に囲まれて育った夫にとって、家の中だけで飼うのは窮屈で可哀想に映るらしかった。
「狭い部屋に閉じ込める方がかわいそうだって」
何度そう言われても、私は不安で仕方がなかった。
迎えて一年ほど経った頃、いつも玄関で待っている猫が、夜になっても帰ってこなかった。
「大丈夫だって、そのうち戻るよ」
夫は平然とテレビを見ていたが、私は懐中電灯を握って夜通し近所を歩き回った。
翌朝、隣家の物置の奥でうずくまっているのを見つけたときには、安堵で手が震えた。
妻が突きつけた現実
その日の夜、私は前もって調べておいた資料をテーブルに広げた。感情だけでぶつかっても、この人とは平行線だと分かっていたからだ。
「車に轢かれてもいいの?」
「事故も、病気も、ご近所への迷惑も、全部この子に降りかかるんだよ」
夫の顔から、いつもの余裕が少しずつ消えていった。
「……でも、外の方が自由で」
そう言いかけて、夫は口をつぐんだ。資料に並んだ事故件数の数字を、何度も目でなぞっている。
「自由って、この子が事故に遭う可能性のこと?」
返す言葉が見つからないのか、夫はうつむいたまま黙り込んだ。
黙り込んだ夫の変化
「ダメだった、じゃ済まないよね」
私が静かにそう告げると、夫は長いあいだ黙ったあと、ゆっくりと小さくうなずいた。
翌日から、夫の様子は変わった。自分でSNSや本を開き、室内飼いの猫がどれだけ長生きするかを調べ始めたのだ。
猫が退屈しないようにとキャットタワーを買い、窓辺には日向ぼっこ用の台まで作った。「外に出せ」とは、それきり一度も言わなくなった。
「この子の一生、俺たちで守るんだもんな」
猫を膝にのせてそうつぶやく夫の横顔を見て、ようやく肩の力が抜けた。
可哀想なのは、外に出さないことじゃない。危険から守ってやれないことだ。ずっと平行線だった二人の認識が、やっと同じ方向を向いた瞬間だった。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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