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「これ、私の名前入ってますけど」働く私に押し付けるママ友。だが、正論をぶつけた結果

「これ、私の名前入ってますけど」働く私に押し付けるママ友。だが、正論をぶつけた結果
勝手に書き込まれた名前
年子の娘たちが幼稚園に通っていた頃、私はフルタイムで働いていた。
お迎えのあとは職場の託児室に預け、頭を下げて時短をやりくりしながら、なんとか毎日を回していた。
幼稚園のママたちの間には、子どもを順番に預かって自由時間を作る当番制があった。
専業主婦の家庭が多く、半日子どもを見てもらえるのはありがたい仕組みだったのだろう。けれど仕事の私は最初の集まりで「平日は対応できないので外してください」とはっきり伝えていた。
それなのに、ある朝の送りで配られた当番表に、私の名前が来週分として書き込まれていた。書いたのは、いつも仕切っているリーダー格のママだった。
「これ、私の名前入ってますけど」
「時間あるんだから当番やってよ」
悪びれもせず、彼女はそう言い切った。周りのママたちは気まずそうに目を伏せている。
毅然と引いた一本の線
私は表を指でなぞりながら、ゆっくり息を吸った。ここで折れたら、来月も再来月も同じことが続く。
「仕事があると伝えましたよね」
声は震えなかった。リーダー格のママの眉がぴくりと動く。
「みんなやってるんだから、一回くらい休めばいいでしょ」
「その一回が、私には欠勤扱いになるんです。有給も残っていません」
具体的な事情を口にした瞬間、彼女の顔から余裕が消えた。
「えっ」と短く漏らし、次の言葉を探すように口を開いては閉じる。
「みんな」という言葉では、欠勤という現実は押し返せない。
「私だって、預けたくて預けてるわけじゃないんです。働きながら子育てしてる人間もいるって、知っておいてほしくて」
言い終えると、教室の前は静まり返った。すると、隣で聞いていた一人のママが静かに口を開いた。
「私、最初に断ってたの聞いてたよ。勝手に入れたのはまずいんじゃない?」
その一言で、伏せていた他のママたちも小さくうなずいた。場の空気が、はっきりと私の側に傾いたのが分かった。
リーダー格のママは目を泳がせ、当番表の私の名前をボールペンで消した。「……じゃあ、外しておくから」。最後はもう、こちらを見られなかった。
「お願いします。次からは、引き受けられる人だけでお願いできたら嬉しいです」
へりくだらず、けれど角も立てず。私はそれだけ言って表を返した。それ以来、私の名前が勝手に書かれることは二度となかった。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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