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「ちょっと、何してるの!」私が夜勤中に親友と浮気していた彼。数日後、玄関のドアを開けると

早退した深夜、寝室から聞こえた声
あれは私名義で借りていたアパートで、彼と同棲していた頃の話だ。私は夜勤の多い仕事で、週の半分は家を空けていた。彼が一人で過ごす夜が多いことは気にかかっていたが、信じていたから疑ったことはなかった。
その夜も普通に出勤したものの、途中で体調を崩してしまった。立っているのもつらくて早退させてもらい、薬だけ買ってタクシーで深夜に帰宅した。
早く横になりたい、その一心だった。
鍵を開けて玄関に入ると、奥の寝室から物音と人の気配がした。
聞き慣れた笑い声に、足が止まる。テレビの音ではない。そっと近づいて耳を澄ますと、彼の声と、もう一人の声が混じっていた。
それは何度も家に呼んだことのある、私の親友の声だった。頭の中が、すっと冷えていくのが分かった。怒りよりも先に、妙に落ち着いた感覚だけが残っていた。
私物を外へ、孫の手で追い出した二人
私は何も言わずに寝室のドアを開けた。慌てて飛び起きる二人を一瞥して、すぐにクローゼットへ向かう。
彼の服も、床に脱ぎ散らかされた親友の上着も、まとめて腕に抱えてベランダから外へ放り出した。
次々と宙を舞っていく衣類を、二人は呆然と見ていた。
「ちょっと、何してるの!」
泣きながらすがる親友を、私は玄関までまっすぐ押し出した。
靴を外へ投げて、鍵を閉める。残った彼は、ばつの悪そうな顔でこちらを見ていた。
直接触れるのも嫌だったので、私は枕元にあった孫の手を手に取った。背中にそっと当てて、ぐいぐいと玄関のほうへ押していく。
「な、なあ、話を聞いてくれ」
振り返らなかった。彼の私物も次々と外に出して、最後にドアを閉めた。
それだけ済ませると、私は何事もなかったように布団に入って眠った。不思議と、よく眠れた。翌朝、外に放り出した荷物は綺麗に片付けられて、なくなっていた。
玄関先の土下座に告げた一言
その日のうちに、私は親しい仲間全員へ昨夜の経緯をメッセージで送った。親友からの何十件もの着信は、すべて拒否設定にした。
事実を知った仲間は誰も彼女をかばわなかった。それどころか、これまでの彼女の振る舞いを思い出す人もいて、彼女は少しずつ周りから孤立していった。
数日後、仕事から帰ると、チャイムが。
開けると彼がアパートの玄関先で土下座をしていた。
「戻らせてくれ」
震える声でそう繰り返す彼を、私は静かに見下ろした。
すがる手も、伏せた頭も、もう何の感情もわいてこない。私は短く息を吐いて、一言だけ告げた。
「サヨナラ」
彼も親友も、それからは二度と私の前に現れなかった。
一人になって広くなった部屋で、私はようやく深く眠れるようになった。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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