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「離婚してくれ、子どもの父親になりたいんだ」仲良し家族と思ってた友達の家。だが、友達の両親の裏切りに背筋が凍った

家族ぐるみで仲が良かった友達の家
保育園で一番仲が良かった友達がいた。
家族ぐるみの付き合いで、休みのたびに向こうの家族と出かけるのが当たり前だった。
「今度の日曜、車でみんなで海に行こうよ」
友達のお父さんは運転がうまくて、いつもそう誘ってくれた。
後部座席で友達とはしゃいでいると、お父さんはやけに頻繁にスマホを気にしていた。
信号で止まるたびに画面を覗き込んでいたけれど、子どもの私は何も気に留めなかった。
「お父さん、また誰かと連絡してる」
友達がそうつぶやくと、お父さんは慌てた様子で画面を伏せた。
「仕事だよ、仕事。気にするな」
あの頃は、本当にそういうものだと信じていた。
「お母さんの職場のお祭り、あなたもおいでよ」
友達のお母さんにもよく誘われた。職場のイベントに連れて行ってもらうと、お母さんはいつも同じ男の人とずっと話していた。
肩がぶつかりそうなくらい近くで笑い合っていて、子ども心に少しだけ不思議に思った記憶がある。
それでも、みんな仲が良くて楽しい家族なんだと、ただそう思い込んでいた。
中学に上がる頃に動いた事
異変が表に出たのは、私たちが中学に上がる頃だった。
ある日、友達から泣きそうな声で連絡が来た。
「うちのお父さん、出て行くかもしれない」
あとから私の母づてに聞いた話によると、友達のお父さんには外に付き合っている人がいて、その相手が子どもを身ごもっていたらしい。
「離婚してくれ、子どもの父親になりたいんだ」
お父さんは家でそう切り出し、慰謝料の話まで持ち出したという。
外で付き合っていた相手との子どもを、自分の手で育てたいと言い張ったらしい。
けれど話はそれだけで終わらなかった。
「お前こそ、職場の人とどうなってる」
母から聞いたところでは、責めるはずのお母さんの方も、あの職場の男の人とずっと関係を続けていたのだという。
あの車の中も、あのお祭りの日も、両親はそれぞれ別の人を見ていた。
仲が良いと思っていた家族は、最初から二人とも、よそに本当の相手を抱えていたのだ。
楽しかった記憶に重なる影
友達の家は、それからほどなくしてばらばらになった。
久しぶりに会った友達は、力なく笑ってこう言った。
「うちって、最初から家族じゃなかったのかもね」
私が無邪気に笑っていたドライブも、はしゃいだお祭りも、大人になった今思い返すと、まるで別の景色に見えてくる。
信号待ちで画面を覗くお父さんの横顔。
同じ人とだけ笑っていたお母さんの後ろ姿。
あの頃の楽しい記憶の一つひとつに、後から知った真実がそっと影を落としていく。
仲良し家族だと信じていたあの家の食卓に、本当は何が流れていたのか。今でもふと思い出すと、背中の奥がひやりと冷たくなる。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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