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「これ美味しくない」初めて遊びに来たママ友とお子さん。だが、お家での非常識な振る舞いに疲れ切ったワケ
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手ぶらで来た母娘
娘と同じクラスのママ友から「子供同士遊ばせたい」と連絡が来て、午後2時にうちへ招いた。
知り合ってまだ2ヶ月で、お互いの家を行き来するのは初めてだった。
少しでも楽しんでもらおうと、前日からお菓子を買い揃え、リビングを片付けて待っていた。
インターホンを鳴らした母娘は手ぶらだった。
簡単な菓子折りくらいは持参するのが普通だと思っていたので一瞬戸惑ったが、私は笑顔で迎え入れた。
リビングで用意したクッキーとオレンジジュースを並べると、女の子は一口かじって眉をひそめた。
「これ美味しくない」
ストレートな一言にママ友は苦笑いするだけで何も注意しなかった。
女の子はジュースだけ飲み干すと、そのまま娘の部屋に直行してドアをぱたんと閉めた。
私とママ友はリビングでお茶を飲みながら、子供たちの笑い声が漏れてくるのを耳で確認していた。
会話の内容はお互いの幼稚園の話題に終始し、彼女は私の家のインテリアやキッチンの収納まで珍しそうに見回していた。私は何度か立ち上がって、お茶のおかわりとお皿に追加のクッキーを並べた。
19時まで出てこない
夕方5時を回ったところでママ友が立ち上がり、ドアの前で声をかけた。
「もう帰るよー」
返事はなかった。
普通ならもう一度強く呼ぶか、ドアを開けて迎えに行くだろう。
けれど彼女はそのままリビングに戻ってきて、何事もなかったようにスマホをいじり始めた。
私が「呼んできましょうか」と聞いても「いいよ、出てくるまで待つから」と笑顔で答える。
テーブルの上の冷めたお茶を遠慮なく一口で飲み干した姿に、私は言葉を続けられなくなった。
6時を過ぎ、夫が帰宅する時間が近づいても部屋のドアは閉まったままだった。
私は夕食の支度も始められず、リビングの時計を何度も見上げた。
冷蔵庫の中身を確認するたび、夫の分の献立が頭から消えていく。結局女の子が自分から部屋を出てきたのは午後7時を回った頃。
ママ友は鞄を肩にかけて立ち上がり、ひと声だけ短く言った。
「行こ〜」
5時間も居座った詫びも、文句を言ったことの謝罪も一切ないまま、母娘はあっさり帰っていった。
玄関のドアが閉まった音に、私はその場で立ち尽くした。テーブルには冷め切ったお茶のカップと、半分しかかじられていないクッキーがそのまま残っている。
娘の部屋に入ると、おもちゃが床一面に散らばり、片付ける気配のないまま2人は去っていったのだとようやく理解した。それ以降うちで遊ばせることは一度もない。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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