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「うちは持ってきてないけど大丈夫?」暗黙の了解を守らないママ友→図々しさ態度に感じた違和感

「うちは持ってきてないけど大丈夫?」暗黙の了解を守らないママ友→図々しさ態度に感じた違和感
公園遊びに根付いた暗黙の交換ルール
幼稚園のお迎えのあと、同じクラスのママたちと近くの公園に流れるのが週3の習慣になっていた。
子どもたちは夢中で走り回り、降園からそのまま遊ぶので、夕方には決まってお腹を空かせる。夜ご飯に響かない程度の小袋菓子を各自で持ち寄り、輪になって交換するのが、いつのまにか暗黙のルールになっていた。
クッキー数枚、ひと口ゼリー、個包装のお煎餅。家の冷蔵庫を覗いてストックの一つを鞄に入れる、その一手間が当たり前になった頃のことだった。
1組だけ、毎回手ぶらで来る親子がいる、と気づいた。
「うちは持ってきてないけど大丈夫?」
明るい口調で笑いながら言うので、はじめは「今日はうっかり忘れたんだろう」と気にも留めなかった。
誰しも準備が抜ける日はある。私は自分のお煎餅を分けて、子ども同士で同じものを食べさせた。
8回続いた手ぶらと薄いお礼
違和感が確信に変わったのは、数えてみると8回連続で同じ展開だった日だった。彼女の鞄からは一度もお菓子の小袋が出てこない。配るほうに回ったことが、ゼロなのだ。
「すいません〜、また助かる〜」
受け取り方も毎回そっくりで、軽い会釈と細い声のお礼で会話は終わる。
次に会った時に菓子袋を持ってくるそぶりもなく、近所のスーパー袋を提げた帰り道でも、お菓子の話題は一切振られなかった。
(こちらが分けるのは前提なのか)
胃の奥に小さなしこりが残った。
金額にすれば数十円の話で、目くじらを立てる種類の出来事ではない。
それでも毎回、同じ顔で同じセリフを聞き、同じように頷いて袋を割く役を続けるのは、思っていた以上に消耗した。家に帰って夫に話しても「気にしすぎ」で片付けられてしまうのが、また苦しかった。
図々しさを見送ると決めた帰り道
転機になったのは、別のママが軽く笑いながら漏らした一言だった。お菓子をひとつ手渡したあと、彼女が席を立った隙に、こっそり目を合わせてきた。
「毎回もらいに来てるよね、あの子」
気づいていたのは私だけではなかった。声に出して共有しただけで、胸の中に押し込めていた違和感の輪郭がはっきりした。
誰も悪役を演じたいわけじゃない、ただ事実が一つ確認できた、それだけのことだった。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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