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「結婚したら仕事セーブしろよ、俺の方が稼いでるし」付き合い始めは優しかった彼。だが、結婚を視野に入れると、彼の見たくない本性に気づいてしまった
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最初は「いい人」だった
付き合い始めた頃、彼は本当に優しかった。
連絡はまめで、話をちゃんと聞いてくれた。
一緒にいると居心地がよくて、「この人となら長く続きそうだ」と素直に思っていた。
ところが関係が落ち着いてくるにつれ、小さなことが少しずつ気になり始めた。
デートの予定はいつも彼の都合が先に決まり、わたしが希望を伝えても「まあいいじゃん」と軽く流されることが増えた。
自分の話をしても「そっか」だけで終わる。それが何度も続いた。
ランチの場所を決めるときも、週末の過ごし方も、気づけばいつも彼の意見が「最終版」になっていた。
わたしがそれに慣れていくにつれ、意見を言うことが減っていった。
(気にしすぎているだけかな)と何度も思い直した。
好きだからこそ、あえて摩擦を起こしたくなかった。波風を立てなければ、きっとうまくいくと信じていた。
でも違和感は、消えなかった。
何かが少しずつ積もっていく感覚が、ずっと心の片隅にあった。
胸が冷えた将来の話
ある夜、ふたりで将来の話になった。
結婚のこと、暮らし方のこと、仕事のこと。珍しくゆっくり話せる夜だった。
そのとき彼が、特に深く考える様子もなく、こう言った。
「結婚したら仕事セーブしろよ、俺の方が稼いでるし」
悪意がないのはわかった。むしろ「俺が支える」という気持ちからの言葉だったのかもしれない。でも、胸がすっと冷えた。
わたしが今まで積み上げてきたこと、これからやりたいと思っていること、キャリアの先に描いていたこと。
それがすべて彼の将来像の「前提に入っていない」気がした。
一緒にいるのに、そこにいない感覚だった。
その場では笑って話題を変えた。でも家に帰ってから、ずっとその言葉が頭を離れなかった。眠れないまま横になりながら、ひとつのことがはっきりしてきた。
(この人と一緒にいたら、自分がだんだん小さくなっていく)
数日後、正直に気持ちを伝えた。
彼は少し戸惑った顔をして「そんなつもりじゃなかった」と言った。その言葉を聞いた瞬間、別れを選ぶことを決めた。迷いはなかった。
彼は悪い人ではなかった。それはわかっている。ただ、ふたりの描く未来の形が違っていた。それだけのことだと、今は思える。
別れた直後はさすがに不安があった。先のことが見えなくて、正しかったのかと何度も考えた。でも時間が経つほど、心が軽くなっていった。
自分の仕事に向き合う気持ちが戻ってきた。自分の人生を自分のペースで進めていいのだと、あの夜があって初めて気づいた気がする。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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