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家事で忙しい妻に「疲れてる?」と声をかけた夫。気遣いから一転、思わぬ裏切りに怒りをぶつけた

夕飯の支度に洗濯物の取り込み、そして部屋の片付け。
夕暮れ時、私は一人でバタバタと家事をこなしていました。
そこへ仕事から帰ってきた夫が、ドカッとソファに腰を下ろしました。
テレビのスイッチを入れ、くつろぐ背中を恨めしく睨んでいると、ふいに夫が優しい声で話しかけてきました。
「ねえ、もしかして…疲れてる?」
普段は家事をしない夫からの思いがけない労いに、私の心はパッと明るくなりました。
「手伝おうか?」という言葉を期待し、笑顔で頷こうとした瞬間でした。
気遣いから一転、思いがけない裏切り
「いやー、実はさ、俺も今日めちゃくちゃ疲れてるんだわ〜」
夫は大きなあくびをしながら、言いました。
なんと、私の疲れを心配したわけではなく、単に自分の疲れをアピールするための前フリだったのです。
ピキッ。
私の中で、何かが音を立てて切れるのが分かりました。
感動と期待は一瞬にして消え去り、代わりにふつふつと怒りが湧き上がってきます。
(こっちは一息つく暇もなく動き回っているのに、自分だけ疲れてるアピール?しかも寝転がる?)
寝転がったまま呑気にテレビを眺めている夫を見て、私は静かに口を開きました。
冷徹な一言と炸裂する物理攻撃
「……聞いてないけど?」
氷のように冷たい私の声が、リビングに響き渡ります。
「え?」と間抜けな声を上げる夫を見向きもせず、私は部屋の隅の掃除機を手に取り、電源を最大パワーでオンにしました。
ギュイイイイイン!激しいモーター音が響く中、私は無表情のままソファの周りを掃除し始めます。
「ちょっと、今テレビ見てるんだけど……痛っ!」
邪魔な夫の足元へ、あえて容赦なく掃除機のヘッドをガンガンとぶつけていきます。
もちろん、これは「掃除」という名目の正当な家事。文句を言われる筋合いはありません。
「おい、当たってるって!わざとだろ!」
慌てて足を引っ込める夫の焦った顔を見て、私の胸に爽快感が広がっていきました。
口先だけの労いよりも、目の前の家事を片付ける方がよっぽど大切。
今日も掃除機は、夫の無神経さを吸い込むように力強く唸りを上げています。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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