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「ご希望の日程はありますか?」既読無視が続くママ友とのグループチャット。だが、追加で一文を送ると、怒涛の返信ラッシュが起きた

既読マークだけが虚しく増える日々。まるで空気のような私の存在
「次回の集まりの件ですが、皆さんのご希望の日程はありますか?」
スマホの画面を眺めながら、私は思わず深い溜息をついてしまいました。
私が送信したメッセージには、瞬く間に「既読」の文字が並んでいきます。
10人以上が参加しているママ友のグループチャット。間違いなく複数の人が読んでいるにもかかわらず、いつまで経っても返信を知らせる通知音は鳴りません。
「また誰も返事してくれないのか……」
誰かが口火を切るのを待っているのか、それとも本当に手が離せないほど忙しいのか。
私が何か連絡事項を伝えても、いつも決まって見事なまでに全員から既読無視されてしまうのです。
まるで自分だけが空気になってしまったような空虚感と、誰一人協力してくれないという孤立感が、胸の奥でドロドロと渦を巻いていました。
「面倒くさい役回りは、誰か適当な人が勝手に引き受けてくれるとでも思っているんでしょうね」
たった一人で日程調整や意見の集約に追われる日々に、私の我慢もいよいよ限界に達しようとしていました。
最終手段のメッセージを送信!その直後に起こった驚きの光景
そんな状態が続いていた、ある日の夕暮れ時のことです。
翌日の午前中までにどうしても決断しなければならない、重要な相談事が発生しました。
いつものように要点を整理して簡潔なメッセージを送ったものの、数時間経っても案の定、反応は全くありません。
冷酷に既読数だけが増加していく画面を見つめていると、不意に私の中で何かが吹っ切れました。
私はスマホのキーボードを勢いよく叩き、追加のメッセージを入力したのです。
「もし明日までにどなたからもお返事がない場合は、全員一致で賛成してくれたものと解釈して、私の一存で勝手に進めさせてもらいますね」
少し乱暴に送信ボタンを押した瞬間、わずかな不安とともに、それを上回るほどの爽快感が胸をよぎりました。
すると次の瞬間、信じられないことが起こったのです。
ブルルッ!ブルルッ!
それまで死んだように静まり返っていたスマホが、狂ったように連続で鳴り始めました。
「了解しました!いつも調整ありがとね!」
「ごめんなさい、今バタバタしててやっと見たところ!私はそれでOKです!」
トーク画面は瞬く間に、カラフルなスタンプや、取ってつけたような言い訳のメッセージで溢れかえりました。
自分から意見を出す手間は省きたいから無視を決め込むのに、自分の知らないところで勝手に物事が決まるのだけは我慢ならない。
そんなママ友たちの自分勝手な心理が痛いほど伝わってきて、私は呆れを通り越して思わず吹き出してしまいました。
「なんだ、やろうと思えばこんなに早く返信できるんじゃないの」
温かいコーヒーを啜りながら、長年抱えていた心のモヤモヤが嘘のようにスッと晴れていくのを感じた出来事でした。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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