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夫に「つわりが辛い、助けて」と送ったはずが、返信の送り主を見てパニックに

襲い来る吐き気、そして夫へのSOS
待ちに待った第二子の妊娠が分かり、喜びを噛み締めていたのもほんの束の間。すぐに強烈なつわりが私を襲いました。
上の子のお世話と毎日の家事をこなさなければならないのに、胃袋が常に裏返りそうな不快感。
ご飯の匂いだけでなく、冷蔵庫のドアを開けた時のわずかな冷気でさえも胃液が込み上げ、ソファから起き上がれない日々が続いていました。
「もう限界……一歩も動けない」
夕焼けが窓を染める頃、いよいよ体力が底を尽き、私は震える指でスマートフォンを取り出しました。頼れるのは、そろそろ退社時間を迎えるであろう夫だけです。
「ごめん、つわりが酷くて大ピンチ……今日の晩ご飯作れないから、お弁当か何か買ってきてくれる?(泣)」
すがるような思いでメッセージを入力し、確認もそこそこに送信ボタンを押しました。「送信完了」の表示を見て、ようやく肩の力を抜いて深呼吸をします。
あとは夫から「分かったよ」という返事が来るのを待つだけ。そう思いながら目を閉じて休んでいた数分後、スマホからピコンと通知音が鳴りました。
スマホの画面を見て血の気が引いた瞬間
「あれ?もう返ってきたの?珍しく早い」
ホッとしながらスマホの画面に目を落とした途端、私の頭は真っ白になりました。ドクン、と心臓の音が耳の奥で響きます。
「ええっ!本当におめでとう!!絶対無理しちゃダメだよ!ついでにうちと一緒に幼稚園のお迎え行こうか?」
画面に映っていたのは、夫からのそっけない「了解」の二文字ではありません。なんと、上の子の幼稚園で親しくしているママ友からの、喜びにあふれたハイテンションなメッセージだったのです。
「えっ、嘘!?どうして!?」
慌ててトークの宛先を確認すると、そこには見慣れたママ友のアイコンが鎮座しています。どうやら宛先を選ぶ時に、つわりの辛さで朦朧としていたせいで、夫のすぐ上に表示されていたママ友のトークルームをタップしてしまったようです。
お互いの両親にも、仲の良い友人にもまだ妊娠を伝えていない、安定期前のナイーブな時期。それなのに、こんな形で思いがけず妊娠発表をしてしまうことになろうとは。
「穴があったら入りたい……私ってば何やってるんだろう」
ママ友の温かい思いやりには深く感謝しつつも、自分の信じられないようなミスに顔がゆでダコのように熱くなりました。
ただでさえつわりで気持ち悪いのに、自分の不注意への自己嫌悪まで入り混じり、なんとも言えない複雑な気持ちを抱えることになった大失敗の誤爆事件でした。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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