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「リップも同じの、買ってみたの」持ち物も髪型も重なっていったママ友。私が少しずつ距離を置いた理由

「リップも同じの、買ってみたの」持ち物も髪型も重なっていったママ友。私が少しずつ距離を置いた理由

少しずつ、同じものが増えていった

子どもを通じて知り合ったママ友がいました。送り迎えのときによく声をかけてくれる人で、最初は気さくで話しやすい人だと思っていました。

違和感の始まりは、新しく買ったバッグでした。

「それ、素敵ですね。どこで買ったんですか」

そう聞かれ、私は何気なく買った店を答えました。すると数日後、彼女はまったく同じバッグを持って園に来ていました。

「かわいくて、私も買っちゃった」

笑いながらそう言われ、私は少し驚きました。ただ、人気の商品だったので、同じものを持つ人がいても不思議ではありません。

好みが似ているのかもしれないと、そのときは深く考えませんでした。

次は髪型でした。

長く通っていた美容院を変えたことを話すと、翌週、彼女も同じ美容院へ行ったと言いました。

髪の長さや前髪の雰囲気まで似ていて、並んで鏡を見ると少し落ち着かない気持ちになりました。

「あのお店、よかったですね。教えてもらって正解でした」

悪意があるようには見えません。

それでも、そのころから私は、自分が何を話したのかを少し気にするようになりました。

子どもの習い事の話をすれば、しばらくして彼女の子も同じ種類の習い事を始めました。洋服のブランドを聞かれて答えると、似たような服を着るようにもなりました。

一つひとつなら、どれもおかしなことではありません。

ただ、それが続くと、私は少しずつ居心地の悪さを感じるようになっていきました。

何気なく話した予定まで覚えていた

ある日、彼女はポーチからリップを取り出し、嬉しそうに言いました。

「リップも同じの、買ってみたの」

それは少し前、送り迎えのときに私が使っていたものでした。

彼女から「その色かわいいですね」と言われ、商品について簡単に話した覚えがあります。

私は笑って返しましたが、内心では、また同じものなんだ、と少し複雑な気持ちになっていました。

決定的に距離を置こうと思ったのは、その数日後です。

「来週の火曜、お出かけなんですよね」

突然そう言われ、私は一瞬驚きました。

ただ、よく思い返してみると、以前ほかのママ友と園の前で話していたときに、「来週は家族で出かけるかも」と口にしていたことを思い出しました。

彼女も少し離れたところにいたので、耳に入っていたのかもしれません。

「よく覚えてますね」

私がそう言うと、彼女は何でもないことのように笑いました。

「前に話してたじゃないですか」

その言葉に悪意はありませんでした。それでも私は、自分でも忘れていたような何気ない話まで覚えられていたことに、少し窮屈さを感じました。

バッグも髪型も、リップも、どれも真似してはいけないものではありません。予定についても、私自身がどこかで話したことでした。

だからこそ、相手を責める理由もありませんでした。

ただ、会うたびに「次は何を聞かれるだろう」「また同じものになるのかな」と考えてしまう自分がいました。

それから私は、送り迎えで会えば普通に挨拶をするものの、買い物や予定について細かく話すことはやめました。少し距離を取るようになると、以前のように気にすることも減っていきました。

相手に悪気がなくても、距離感が合わないことはあります。無理に理由をつけて我慢するより、自分が心地よく付き合える距離を選んでもいいのだと、今では思っています。

※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。

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