MENU

Share

HOME LIFESTYLE STORY COLUMN

「ここは俺が払うよ。女性には出させないよ」いつも奢ってくれた夫。だが、結婚後に届いた通知で知った事実とは

「ここは俺が払うよ。女性には出させないよ」いつも奢ってくれた夫。だが、結婚後に届いた通知で知った事実とは

財布を出させてくれなかった、一つ年下の彼

私は看護師として働いていて、結婚前から自分の生活費は自分で賄えるだけの収入がありました。

付き合っていた彼は一つ年下でしたが、食事に行くといつも先に会計を済ませてしまう人でした。

「私も出すよ」

そう言って財布を出そうとしても、彼は笑って首を振ります。

「ここは俺が払うよ。女性には出させないよ」

少し古風な言い方だなとは思いましたが、本人なりに格好をつけたかったのでしょう。毎回奢ってもらうのも申し訳なくて、私が別の日にちょっとしたものを買ったり、旅行では一部を負担したりしていました。

それでも、彼がお金を出し渋る姿を見たことはありませんでした。そのため私は、勝手に「この人はお金のことにはきちんとしている」と思い込んでいたのです。

結婚後、夫宛てに届いた督促

結婚して一緒に暮らし始めてから、数か月ほど経った頃でした。

郵便受けに夫宛ての封筒が入っていました。本人に渡そうと思ったのですが、夫から「開けていいよ」と言われたため中を見ると、税金の支払いを求める通知でした。

期限を過ぎていることが書かれていて、私は驚きました。

「これ、払ってないの?」

そう聞くと、夫は気まずそうに黙ったあと、

「独身の頃の分が残ってる。あとで払おうと思ってた」

と答えました。

話を聞くと、届いた通知を見てはいたものの、手元にお金がない時期に後回しにし、そのままになっていたそうです。

さらに困ったことに、夫にはすぐに全額を支払えるだけの貯金もありませんでした。

放っておくわけにもいかないため、相談した末、私の貯金からいったん立て替えて支払うことにしました。夫には、毎月の給料から少しずつ私へ返してもらうことにしました。

支払いを済ませた帰り道、付き合っていた頃の「俺が払う」という言葉を思い出しました。

人に気前よくお金を使えることと、期限のある支払いをきちんと管理できることは、まったく別なのだと、そのとき初めて気づきました。

夫婦で支払いを確認するようになった

その日の夜、私は夫と家計について話しました。

私が一方的にすべてを管理するのではなく、毎月何日に何の支払いがあるのかを二人で確認し、引き落とし口座には必要なお金を先に入れておくことにしました。

夫もさすがに反省したようで、

「今まで適当すぎた。これからはちゃんと確認する」

と話していました。

立て替えたお金も、その後少しずつ返してもらいました。

それ以来、期限を過ぎた支払いがないか、二人で定期的に確認するようになりました。

結婚前は、奢ってくれる姿を見て「お金にしっかりした人」だと思っていました。でも、大切なのは派手にお金を使うことではなく、必要な支払いを忘れずに済ませることなのだと思います。

あの一通の通知は驚きましたが、早い段階で夫婦のお金の管理方法を見直すきっかけになったことだけは、よかったと思っています。

※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた50代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

ほかの小説も読む

CHARACTERS

登場人物から探す

THEME

テーマ・シチュエーションから探す

ENDING

結末から探す

最も人気の短編小説

もっと見る >

スカッとする短編小説

もっと見る >

モヤモヤ短編小説

もっと見る >

ゾッとする短編小説

もっと見る >

LINEの短編小説

もっと見る >

実体験をもとにした短編小説

もっと見る >

恋愛トラブル

もっと見る >

ハラスメント

もっと見る >

金銭トラブル

もっと見る >

浮気・不倫

もっと見る >

仕事のトラブル

もっと見る >
ふと心に引っかかった「モヤモヤ」
思わず気持ちが晴れた「スカッと」
思い出しても背筋が凍る「ゾッと」

その感情を、物語にしませんか。
GLAMでは、あなたのリアルな体験エピソードを
お待ちしています。

応募フォームはこちら

PROFILE

GLAM Lifestyle Editorial

編集部

日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。

website
前の記事

「少し休んでいけば」外で偶然出会った上司。だが、近すぎる距離感に感じた本音

GLAM Lifestyle Editorialのすべての記事を見る

Gallery

SHARE !

この記事をシェアする

Follow us !

GLAM公式SNSをフォローする

Feature

特集記事

Ranking