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「仕事の連絡が来るかもしれなくて」読経中に何度もスマホを確認する義兄。だが、親族がかけた一言で態度が一変

「仕事の連絡が来るかもしれなくて」読経中に何度もスマホを確認する義兄。だが、親族がかけた一言で態度が一変
読経が始まっても、義兄は何度もスマホを確認していた
親族の法事に出席したときのことです。
親族が集まり、近況を話しながら開始を待っていました。義兄も時間までには到着し、私たちと一緒に座敷へ入りました。
そのとき、義兄がスマホを見ながら小さくため息をついているのが目に入りました。
「仕事の連絡が来るかもしれなくて」
義兄はそう言って、画面を確認していました。休日ではありましたが、仕事の都合で急ぎの連絡を待っているようでした。
「大変だね」
私はそう答え、それ以上は気にしていませんでした。
やがて読経が始まり、座敷の中は静かになりました。
ところがしばらくすると、義兄の膝のあたりが明るくなりました。スマホの画面を開いたようです。
すぐに閉じたので、急ぎの連絡だったのだろうと思いました。
しかし数分後、また画面が光りました。
義兄は通知を確認するように画面を見て、指で何度か操作しています。その後も、時間を置いて何度か同じことを繰り返していました。
仕事の事情があることは分かっています。それでも、静かな読経の最中だったため、画面が光るたびにどうしても目に入ってしまいました。
隣に座っていた親族も気づいたようでしたが、誰も何も言いません。
読経の途中で注意すれば、かえって場の空気を乱してしまいます。
私も気になりながら、前を向いたまま過ごしました。
年長の親族が、義兄に静かに声をかけた
読経が終わり、僧侶が席を外したあとでした。
親族が立ち上がったり、座布団を整えたりしている中、年長の親族が義兄のそばへ歩いていきました。
注意されるのだろうかと、私は少し気になって見ていました。
すると、その親族は穏やかな声でこう言いました。
「急ぎの連絡なら、外で済ませてきてもいいんだよ」
義兄は一瞬驚いたような顔をしました。
「仕事の連絡を待っていて、すみません」
「仕事なら仕方ないよ。ただ、ここだとみんなも気になるからね」
責めるような口調ではありませんでした。
義兄も周囲を見回し、自分のスマホの光が思った以上に目立っていたことに気づいたようでした。
「そうですよね。すみませんでした」
そのあと義兄は一度座敷の外へ出て、必要な連絡を済ませてから戻ってきました。
会食が始まると、スマホをテーブルに置くこともなく、親族と故人の思い出話をしていました。
事情があることと、その場にいる人への配慮は、どちらか一方を我慢しなければならないものではないのかもしれません。
強く注意するのではなく、「外で済ませてもいい」と選択肢を示した親族の言葉が、今でも印象に残っています。
※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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