Share
「くっつかれるのちょっと苦手かも」距離感が近すぎる友人。我慢出来なかった私がようやく伝えられた一言

「くっつかれるのちょっと苦手かも」距離感が近すぎる友人。我慢出来なかった私がようやく伝えられた一言
距離感が近い同期だった
高校生のころ、私は水泳の選手としてスイミングスクールに通っていました。
放課後の練習前には、同じクラスの選手たちでその日のメニュー表を確認するのがいつもの流れでした。
その中に、私と同い年の女の子がいました。明るくて人懐っこく、仲のいい相手にはすぐ肩を組んだり、後ろからのぞき込んだりするような子です。
本人にとっては、ごく普通のスキンシップだったのだと思います。
メニュー表を見るときも、私の後ろに立って肩越しにのぞき込み、そのまま肩や背中に体を預けてくることがよくありました。
「今日、最後これやるんやって。きつそうやな」
そんなふうに話しながら、何気なく私の肩に顎を乗せてくることもありました。
周りから見れば、仲のいい友達同士に見えていたかもしれません。
ただ、私は昔から人との距離が近すぎるのが少し苦手でした。
嫌いな相手ではありません。それだけに、「やめて」と言うほどのことなのか迷ってしまい、毎回少し体を固くしながら、そのままやり過ごしていました。
彼女も私が嫌がっているとは気づいていなかったのでしょう。
私が何も言わないため、同じことは何度も続きました。
言ってみると、反応は意外なほど普通だった
ある日の練習前、いつものようにメニュー表を見ていると、彼女が後ろから近づいてきました。
その日も肩に顎を乗せられそうになったところで、私は少しだけ横にずれて言いました。
「ごめん、私、こうやってくっつかれるのちょっと苦手かも」
言った直後は、少し気まずくなるかもしれないと思いました。
ところが彼女は、驚いたように私を見ると、
「あ、そうなん?ごめん。全然気づかんかった」
と、あっさり離れました。
それからは、メニュー表を見るときも隣に立つようになり、以前のように背中へ体を預けてくることはなくなりました。
だからといって、関係が悪くなったわけでもありません。
練習中に声をかけ合ったり、帰る前に話したりする関係は、それまでとほとんど変わりませんでした。
今振り返ると、彼女はただ距離感が近いタイプだっただけで、私が嫌がっていることを知らなかったのだと思います。
相手に悪気がないと分かっているからこそ、言いにくいこともあります。
それでも、自分が苦手だと感じていることを穏やかに伝えるだけで、意外と簡単に変わることもあるのだと知った出来事でした。
※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
ほかの小説も読む
CHARACTERS
登場人物から探す
THEME
テーマ・シチュエーションから探す
ENDING
結末から探す
最も人気の短編小説
もっと見る >スカッとする短編小説
もっと見る >モヤモヤ短編小説
もっと見る >ゾッとする短編小説
もっと見る >LINEの短編小説
もっと見る >実体験をもとにした短編小説
もっと見る >恋愛トラブル
もっと見る >ハラスメント
もっと見る >金銭トラブル
もっと見る >浮気・不倫
もっと見る >迷惑
もっと見る >仕事のトラブル
もっと見る >非常識
もっと見る >LINE誤爆
もっと見る >思わず気持ちが晴れた「スカッと」
思い出しても背筋が凍る「ゾッと」
その感情を、物語にしませんか。
GLAMでは、あなたのリアルな体験エピソードを
お待ちしています。

GLAM Lifestyle Editorial
編集部
日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
Feature
特集記事


