Share
「なんで家がわかったの?」家を教えた覚えのない同級生。だが、何度も訪問する同級生を父が注意しても変わらなかった

「なんで家がわかったの?」家を教えた覚えのない同級生。だが、何度も訪問する同級生を父が注意しても変わらなかった
スーパーで再会した、昔の同級生
母の付き添いで近所のスーパーへ行った日のことです。
買い物かごを持って通路を歩いていると、どこか見覚えのある男性とすれ違いました。
小学校と中学校が同じだった同級生でした。ただ、当時から特別親しかったわけではなく、卒業後は一度も会っていません。
「久しぶりだね」
向こうから声をかけられ、数分だけ立ち話をしました。
この辺に住んでいるのかと聞かれたので、私は「実家がこの近くなんだ」とだけ答えました。
すると横にいた母が何気なく、
「○○公園の近くだものね」
と口にしました。
そのときは、特に気にも留めませんでした。
連絡先を交換したわけでもなく、そのまま「じゃあまた」と別れたからです。
ところが数日後の夕方、玄関のインターホンが鳴りました。
モニターを確認すると、そこに映っていたのはスーパーで再会した同級生でした。
「なんで家がわかったの?」
思わず母を見ると、母も驚いた顔をしていました。
公園の名前から周辺を探したのか、昔から実家の場所を知っていたのかはわかりません。ただ、約束もしていなかったため、その日は応対しませんでした。
「近くまで来たから」が何度も続いた
それで終わると思っていましたが、翌週にもまた同じ人が訪ねてきました。
その次の週にも、インターホンが鳴りました。
毎日というわけではありません。それでも、週に一度ほどの頻度で同じ顔がモニターに映るようになりました。
一度だけ玄関越しに話すと、相手は悪びれた様子もなく、
「近くまで来たから。久しぶりだし、少し話せればと思って」
と言いました。
どうやら本人には、昔の同級生を訪ねているだけ、という感覚だったようです。
私は「突然来られると困るから、もう来ないでほしい」と伝えました。
その日は帰りましたが、しばらくすると再び訪ねてきました。
「またインターホンが鳴ってる」
母にそう言う回数が増えるにつれ、私も家族も気味の悪さを感じるようになりました。
父も一度相手と話し、「本人は会うつもりがない。今後は訪ねてこないでほしい」とはっきり伝えてくれました。
それでも完全には止まらず、頻度は減ったものの、数週間に一度ほど姿を見せる状態が数か月続きました。
そのため家族で話し合い、訪問があった日時を記録することにしました。
やがて私が実家を出ることになり、最後に訪ねてきた際、父が「もうここには住んでいない」と伝えたそうです。
それ以降、その人が実家へ来ることはなくなりました。
相手にとっては「昔の知り合いに会いに行っただけ」だったのかもしれません。ですが、こちらが断っているのに突然の訪問を繰り返される側にとっては、十分に怖い出来事でした。
知っている相手だからこそ、強く拒絶することをためらってしまうこともあります。それでも、嫌だと感じた時点ではっきり境界線を伝えることは大切なのだと、今でも思います。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
ほかの小説も読む
CHARACTERS
登場人物から探す
THEME
テーマ・シチュエーションから探す
ENDING
結末から探す
最も人気の短編小説
もっと見る >スカッとする短編小説
もっと見る >モヤモヤ短編小説
もっと見る >ゾッとする短編小説
もっと見る >LINEの短編小説
もっと見る >実体験をもとにした短編小説
もっと見る >恋愛トラブル
もっと見る >ハラスメント
もっと見る >金銭トラブル
もっと見る >浮気・不倫
もっと見る >迷惑
もっと見る >仕事のトラブル
もっと見る >非常識
もっと見る >LINE誤爆
もっと見る >思わず気持ちが晴れた「スカッと」
思い出しても背筋が凍る「ゾッと」
その感情を、物語にしませんか。
GLAMでは、あなたのリアルな体験エピソードを
お待ちしています。

GLAM Lifestyle Editorial
編集部
日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
Feature
特集記事


