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「ああ、これですか?そのまま来ちゃって」真夏のコンビニで長靴姿の男性。私が思わず目を向けた理由

真夏の店内で目に入った長靴
八月の昼過ぎ、私は昼食を買うため、近所のコンビニへ入りました。
外は立っているだけで汗がにじむような暑さです。冷房の効いた店内に入り、ほっとしながら弁当売り場へ向かいました。
そこで、少し気になる男性が目に入りました。
半袖の作業着に長ズボン。首にはタオルを巻き、手には軍手を持っています。そして足元には、泥のついた黒い長靴。
農作業の途中なら珍しくない格好でしょう。でも、この辺りは住宅街で、近くに畑らしい畑もありません。
しかも外は朝から晴れています。
「暑そうだな…」
思わず心の中でつぶやきながら、私は弁当を選びました。
男性は私の視線には気づいていないようで、棚の前で腕を組んでいます。
「うーん…今日はこっちにするか」
しばらく迷ったあと、男性は唐揚げ弁当を手に取りました。
レジで聞こえてきた会話
私も商品を選び終え、男性の後ろに並びました。
会計をしていた店員さんが、長靴の足元を見てから笑顔で声をかけます。
「今日は外のお仕事ですか?暑かったでしょう」
すると男性は、首のタオルで額を拭きながら苦笑しました。
「いやあ、仕事じゃないんですよ。朝から家の庭を片づけてまして」
「この暑さの中でですか?」
「妻にも『今日はやめたら』って言われたんですけどね。始めたら途中でやめられなくなっちゃって」
そう言って、自分の長靴を見下ろします。
「昼になって腹が減ってから、何も買ってないことに気づいて。ああ、これですか?そのまま来ちゃって」
店員さんも思わず笑っていました。
「それなら帰ったら、ちゃんと休んでくださいね」
「本当ですよね。たぶん帰ったら怒られます」
男性も楽しそうに笑いながら、弁当と飲み物を受け取ります。
変わった人だと思っていたけれど
男性が店を出たあと、今度は私の会計になりました。
先ほどまで私は、「どうして真夏の住宅街で長靴なんだろう」と勝手に不思議がっていました。
けれど事情を聞いてみれば、自宅の庭仕事をしていて、昼食を買い忘れただけだったのです。
会計を済ませて外へ出ると、先ほどの男性が長靴のままゆっくり歩いていました。
首のタオルで汗を拭きながら、片手にはコンビニの袋を提げています。
見た目だけでは、その人が直前まで何をしていたのかは分かりません。
最初は少し変わった光景に見えたのに、事情を知った途端、ごく普通の夏の日常に見えてきたのが印象に残っています。
※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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