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「いろいろ教えてくれるけど、正直ちょっと面倒で」休憩室の前で聞こえた後輩の本音。だが、後輩に声をかけた結果

「いろいろ教えてくれるけど、正直ちょっと面倒で」休憩室の前で聞こえた後輩の本音。だが、後輩に声をかけた結果

教えるたびに「様」を付けて呼ばれた

上司が新しくパートの人を採用し、私が仕事を教えることになりました。

彼女はとても丁寧な人で、手順をひとつ説明するたびに「ありがとうございます」と頭を下げます。

私の名字にも必ず「様」を付けていました。

「本当に助かります。ありがとうございます」

感じが悪いわけではありません。ただ、何度も繰り返されるうちに、少しかしこまりすぎているようにも感じるようになりました。

そんなある日、同僚から何気なく言われました。

「あの人、休憩中はけっこう違う感じですよ」

仕事について「面倒だ」とこぼしていることがあるというのです。

意外ではありましたが、私はその話だけで彼女を見る目を変えたくありませんでした。誰でも仕事の愚痴くらい言うことはありますし、聞いた話だけで決めつけるのも違うと思ったからです。

休憩室の前で、聞き覚えのある声がした

数日後、資料を取りに行く途中で休憩室の前を通りかかったときでした。中から彼女の声が聞こえてきました。

立ち聞きをするつもりはありませんでしたが、自分が教えている仕事の話だったため、思わず足が止まりました。

「細かいことまで、そんなに覚えなくてもいいと思うんですよね」

「毎回いろいろ教えてくれるけど、正直ちょっと面倒で」

私の前で見せていた様子との違いに驚きました。

そのまま聞き続けるのも嫌だったので、私は休憩室の入口から声をかけました。

「そうなんだねぇ、黙って聞いていて悪かったね」

彼女は振り返ったまま固まりました。

「いや、その……そういう意味じゃなくて」

私は責めるつもりはないことを伝えたうえで、「覚える必要がないと思うところがあるなら、教え方も含めて一度上司と相談しましょう」とだけ話しました。

その日のうちに私から上司へ事情を伝え、上司も本人と話をしたそうです。

ところが翌日、彼女は出勤してきませんでした。その後も連絡がない状態が続き、しばらくして上司から退職扱いになったと聞きました。

丁寧な言葉を使うことと、相手を信頼して仕事をすることは、少し違うのかもしれません。

あの日以来、私は言葉遣いだけではなく、仕事への向き合い方を見るようになりました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。

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