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「この口座は俺の名義なんだよ」子どもの支払いを全部私の給料から出していた家。だが、夫の一言に感じた葛藤

「この口座は俺の名義なんだよ」子どもの支払いを全部私の給料から出していた家。だが、夫の一言に感じた葛藤
集金の封筒は、いつも私のところに来る
子どもは3人いる。
小学生が2人と、1歳になったばかりの子がひとり。そして今月、もうひとり生まれる予定だ。
ある朝、上の子がランドセルの底から折れた封筒を取り出した。
「お母さん、これ今日までだって」
学校の集金だった。慌てて金額を確認し、自分の口座から支払う準備をする。
教材費や学校で必要なもの、下の子のおむつや日用品。
子どもにかかるお金は、いつのころからかほとんど私の給料から出すようになっていた。
誰かがそう決めたわけではない。必要になったときに私が払い、それを繰り返しているうちに、いつの間にか当たり前になっていた。
出産も近づき、赤ちゃんを迎える準備も始めている。
足りないものを書き出して合計すると、細かなものばかりなのに思った以上の金額になる。
私は自分の口座の残高を見ながら、急がないものをひとつずつ消していった。
夫は家にいる。夕飯も一緒に食べるし、休日には子どもたちとも遊ぶ。
ただ、お金の話をすると決まって言う。
「そういうのは、そっちでやってるだろ」
やっているからこそ話したいのに、その先まで言えないまま、私は食器を片づけていた。
「その口座は、おれの名義だ」
児童手当の受給者は夫になっていて、振込先も夫名義の口座だ。
今は2か月ごとに10万円が振り込まれている。
ある日、児童手当のお知らせが届いた。
私が封筒を開いて読んでいると、夫が後ろから覗き込んだ。
「それ、こっちに入るやつだから、そのまま置いといて」
私は思い切って聞いた。
「出産の準備も学校のお金も、ほとんど私が出してるよね。児童手当から少し出せない?」
責めるつもりはなかった。ただ、子どものためのお金なら、子どもにかかる支払いに使えないのかと思っただけだった。
夫は少し黙ったあと、淡々と言った。
「この口座は俺の名義なんだよ」
怒鳴られたわけでも、強い言葉をぶつけられたわけでもない。それでも、これ以上話すつもりはないのだと感じた。
私は、そのお金を夫が何に使っているのか知らない。聞いても、詳しく話してもらったことはなかった。
「……そう」
その日は、それ以上言えなかった。
子どものために支給されるお金がある一方で、学校の集金や日用品を払うたびに確認するのは、いつも私の口座の残高だ。このままでいいのか。次に話すときは曖昧にせず、家のお金を一度きちんと確認しなければと思っている。
※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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