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「敬語やめていいよ」断ってもグイグイ距離を詰めてきたママ友。私が別の園を選んだ理由

「敬語やめていいよ」断ってもグイグイ距離を詰めてきたママ友。私が別の園を選んだ理由
初めての園で、話しかけてきた人
子どもの幼稚園を探していた頃のことです。
ある園のイベントで、初めて顔を合わせたお母さんがいました。
子どもが同い年で、入園を考えている時期まで一緒。
ただそれだけのことなのに、彼女は最初から、ぐいぐいと私に話しかけてきたのです。
「おうち、この辺なんですか。今日は車で来られました?」
質問は次から次へと途切れません。住んでいる場所、通ってきた道のり、上に兄弟はいるのか。
遊具で遊ぶ我が子に目を向けたいのに、会話を振られ続けて気を配れませんでした。
「うちの子と、同い年ですよね。ねえ、連絡先を交換しませんか」
まだ、この園に決めたわけではありませんでした。私は角が立たないように、やんわりと切り出します。
「まだ、こちらに通うと決めたわけではなくて」
それでも彼女は、少しも引きませんでした。
「通わなくても、公園で遊べるよね?」
そう言われてしまえば、断る言葉が続きません。
半ば押し切られるようにして、私は連絡先を交換させられてしまったのです。
悪気がないのは、その屈託のない笑顔から伝わってきます。だからこそ、うまく線を引けませんでした。
距離を選び直した日
ところが、家に帰り着くか着かないかのうちに、もうメッセージが届いていたのです。
「予定を合わせて、遊びに行きたいね」
「敬語やめていいよ」
会ったばかりなのに距離の詰め方がまっすぐで、私は思わず身構えました。
仲良くなりたいという気持ちは、ありがたい。けれど、足並みがどうしても揃わないのです。
「距離が近くて、つい敬語を使っちゃいそうです」
やんわり間合いを伝えたつもりでした。すると、ぱたりと返事が止まります。
ほっとしたのも束の間、数日すると、また連絡が来ました。
「この日、一緒にどこか出かけない?」
日にちまで指定して、ぐいぐいと誘ってくるのです。
「ごめんなさい、その日はどうしても外せない用事があって」
とっさにそんな嘘をついて、私はその誘いを断りました。
悪い人ではない。それは、よく分かっているのです。ただ、この距離感にだけは、どうしても私がついていけませんでした。
実はそのとき私は、二つの園のあいだで迷っていました。
設備も雰囲気も甲乙つけがたかったのです。彼女が候補にしていたのは、そのうちの一つでした。
この一件で、迷いはすっと晴れました。
無理に歩調を合わせるより、子どもと私が心地よくいられる場所を選ぼう。そう思えたとき、通わせたい園は、もう決まっていました。
「ここに、決めます」
願書を出した帰り道、つないだ手の先で、子どもが機嫌よく鼻歌をうたっていました。
その歩幅に合わせて歩きながら、私は自分の選び方を少しだけ誇らしく思いました。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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