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「昨日、バス停にいたでしょう」入社3か月の私を、なぜか何度も見かけていた先輩に戸惑った話

「昨日、バス停にいたでしょう」入社3か月の私を、なぜか何度も見かけていた先輩に戸惑った話
休憩室で突然言われたこと
数年前、今とは別の職場で働いていたときのことです。当時の私は、入社してまだ3か月ほどでした。
ある日の休憩時間、ほとんど話したことのない先輩が、ふいに私のところへやってきました。
「ねえ、昨日バス停にいたでしょう」
思いがけない言葉に、私は一瞬返事ができませんでした。
「え……いましたけど。どうして知ってるんですか?」
「やっぱり。たまたま見かけたのよ」
そう言われれば、それだけのことです。同じ職場ですし、退勤する時間が近ければ偶然見かけてもおかしくありません。
ただ、その先輩とは廊下ですれ違えば会釈をする程度。仕事で一緒になったこともなく、突然プライベートでの行動を話題にされたことに、少し戸惑いました。
「何してるのかなって思って」
すると先輩は、さらに続けました。
「男の人と話してたよね。ずいぶん手であっちこっち指してたから、何してるのかなって思って」
そのとき私は、知らない男性から道を尋ねられていました。男性が持っていた地図を見ながら、駅の方向を教えただけです。
「ああ……道を聞かれたんです。それで説明してただけですよ」
「そうだったのね。なんか一生懸命だったから、ちょっと気になっちゃって」
先輩はそう言って、くすっと笑いました。
悪意があるようには見えません。それでも、わざわざ翌日に本人へ言うほどのことなのだろうか、と妙な引っかかりが残りました。
それからも「見かけた」と言われて
それだけなら、私もすぐに忘れていたと思います。
ところが数日後、また先輩から声をかけられました。
「昨日、スーパーにいたよね?」
「えっ、また見てたんですか?」
思わずそう返すと、先輩は笑いました。
「見てたっていうか、見かけただけよ。ほんと偶然」
その後も、休みの日に寄ったカフェや、少し離れた本屋について「この前いたでしょう」と言われることがありました。
もちろん、本当にすべて偶然だったのかもしれません。先輩が普段どこへ出かけているのかも、私は知りませんでした。
それでも、自分から話した覚えのない休日の行動を何度も言い当てられると、だんだん落ち着かない気持ちになっていきました。
「また見かけた」と言われるたび、次はどこで何を言われるのだろう、と身構えてしまうようになったのです。
結局、先輩に詳しい理由を尋ねることはありませんでした。偶然だったのか、それとも私のことを人一倍よく見ていたのかは、今でも分かりません。
ただ、楽しそうに「昨日いたでしょう」と話しかけてきた、あのときの笑顔だけは妙にはっきり覚えています。
※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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