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「少しくらいいいだろ!」子供の運動会でお酒を飲んでしまった男。だが、男に待っていた自業自得の結末とは

体育館の隅で、昼から
小学校の運動会でした。朝から日差しが強く、学校が暑さ対策に体育館を開けてくれていたんです。
昼休みは、弁当を広げる家族でいっぱいでした。
うちも壁ぎわにシートを敷いて、下の子と並んで座りました。
斜め向かいには、大人が四人ほどの組がいました。
そのうちの一人が、昼から飲んでいます。
「そのへんにしとけよ、午後もあるんだから」
同じ組の人が、笑いながら声をかけます。
「弁当のあとに、少しくらいいいだろ!」
飲んではいけないと書かれていたわけではありません。
ただ、近くの親が何人か顔を見合わせたのは、私にも見えました。
午後の部が始まっても
昼休みの終わりの放送が入ると、みんな一斉に校庭へ動き始めました。
体育館の隅で、その人は横になったまま動きません。同じ組の人たちは声をかけたようでしたが、先に出ていきました。
午後の部が始まりました。
入場の音楽が校庭から流れるなか、私は忘れたシートを取りに一度だけ体育館へ戻ります。
広い床に、その人だけが残っていました。
そこへ、学校職員の方が鍵の束を持って入ってきたんです。
最後まで、同じ声で
「すみません、そろそろ閉めさせていただきます」
職員の方は、少し離れたところから声をかけました。
返事がないので、もう一度繰り返します。
三度目で体が起きて、そこから声が大きくなりました。
「まだ休んでるだけだろ、何が悪いんだ」
「お怪我をされると困りますので、校庭のテントでお休みください」
職員の方の声は、最初とまったく同じ大きさでした。言い返しもしません。
男性はもう一言、何か言いかけて、入口のほうを見たところで止まりました。
忘れ物を取りに戻った保護者が、五、六人立っています。
誰も何も言いません。全員が、こちらを見ていました。
「……分かったよ」
続きの言葉は出てきませんでした。男性は自分でシートを畳み、紙コップを袋にまとめて、出口へ向かいます。
「ありがとうございます。足元、気をつけてくださいね」
職員の方は、最後まで同じ調子でした。男性は振り返らずに、会釈だけして出ていきます。
午後の部の残り時間、その人はテントのいちばん後ろに座っていました。徒競走の応援で周りが立ち上がっても、動きませんでした。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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