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「明日何時って聞くな!黙ってくれ!」彼に転勤についてきて寂しかった毎日。崩れた新婚生活を救ったきっかけとは

「明日何時って聞くな!黙ってくれ!」彼に転勤についてきて寂しかった毎日。崩れた新婚生活を救ったきっかけとは
転勤先で孤独だった新婚半年
結婚して半年、夫の転勤について見知らぬ土地に来た。
新幹線で3時間かかる、私の実家とも縁のない街だ。20代でこの街に来た私には、近所に知り合いが1人もいなかった。
夫は国家公務員で、土日もイベント業務、平日は出張、12連勤も珍しくなかった。
家にいる時間が極端に少ない人だった。私は日中、買い物以外で誰とも口を利かない日が続いた。
最初は気にしないように専業の家事に集中していた。けれど一人の夜が積み重なるうち、夫がたまに早く帰ってきても、私はつい「明日は何時まで?」と聞くようになっていた。
スケジュールが分かれば、夕食を一緒に取れるかが見えるからだ。
すると、ある夜の夫の返事に空気が凍った。
「明日何時って聞くな!黙ってくれ!」
声を荒らげて、リビングのドアを叩きつけるように閉めた。私は何が悪かったのか分からず、ただ俯くしかなかった。
新婚の家で、こんな会話しか持てない自分が惨めだった。
365日不機嫌だった夫が出張から帰った夜
それからの夫は本当に余裕がなかった。私の何気ない一言で苛立ち、朝も「行ってきます」が雑に飛んだ。
土曜の朝に味噌汁の具を聞いただけで舌打ちされた日もあった。
1年近く、家の中の空気は常に重く、私はいつしか夫の機嫌を窺うのが習慣になっていた。週末の予定を立てたい気持ちも飲み込み、夕食のメニューを決めるたびに「これでいい?」と聞いてしまう。
新婚らしい甘い会話はどこかへ消えていた。
転機は、3泊の出張から戻った日曜の夜だった。玄関でスーツケースを置いた夫が、靴も脱がないまま私の顔をじっと見て言った。普段は帰宅したら真っ先に風呂場へ向かう人なのに、その日は廊下で立ち止まったまま動かなかった。
「忙しくて余裕なくて、あたってばかりだった、ごめん」
続けて、明日は休みをもらったと。
お寿司を食べに行こうと。
うまく言葉が出なかった。365日ずっと張りつめていたものが、その一言でほどけていく感覚だった。
出張中、車中で何度も考えたんだ、と夫はぽつりと付け足した。私の顔を思い浮かべて、自分が新婚の妻にどんな態度を取ってきたか冷静になれたと。
翌日のランチタイム、転勤先の小さな寿司屋のカウンターで隣に並んだ。
まだ気まずい雰囲気はあった。
でも、あの謝罪の一言で、孤独だった転勤生活の空気が一変した。我慢して言葉を飲み込み続けて良かった、と心から思えた夜だった。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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