GLAM Editorial

2019.03.18(Mon)

つらい頭痛とおさらば! 今すぐできる簡単セルフケア♪

「毎日がんばっているけど、どうしても心と体がついてこない……」と日々感じている女性にオススメの、岩崎一郎/松村和夏/渡部卓/松尾伊津香著 『はたらく女性のコンディショニング事典』(株式会社クロスメディア・パブリッシング 刊)より、頭痛のセルフケアについてご紹介します。

■痛みの原因は人それぞれ

女性は、男性よりも頭痛持ちが多いといわれています。とくに女性に多いのが、片頭痛です。片頭痛は、脳の血管が一度収縮したあとに拡張することで起こる、血管の痛みといわれています。血管の拡張の原因となるのは、ストレスや不規則な睡眠などがありますが、月経3日前くらいから月経のはじめにかけて頭痛が起こるという人もいるでしょう。これは女性ホルモンの減少によりセロトニンという神経伝達物質も減少し、血管の拡張・収縮をコントロールしにくくなってしまうことによって起こる片頭痛と考えられています。

また、慢性的な頭痛には、首や肩の筋肉が緊張し、血液の流れが悪くなって起こる「緊張型頭痛」もあります。長時間同じ姿勢を続けたり、パソコンの作業から目の疲労が溜まったり、 ストレスが溜まることが原因になって、首筋や後頭部がしめつけられるような痛みを持ちます。

■頭痛とおさらばするためのセルフケア

片頭痛でも、緊張型頭痛でも、ストレスは頭痛を引き起こす大きな要因になっているため、ストレスを溜めないことが大切です。片頭痛の特徴は月曜日から金曜日まで仕事や学校があるときには頭痛が起こらないで、 週末のほっとしたときに頭痛が出現する点です。ストレスから解放されたときに、収縮していた血管が拡張することで症状が現れます。溜め込んだストレスを一気に解消しようとせずに、普段からこまめに息抜きをすることが重要です。痛みが出てから入浴やストレッチをすると、よけいに痛みを強くするおそれがあるので避けておきましょう。

一方、肩こりなどからくる緊張型頭痛の場合は軽い運動や入浴、マッサージなどで筋肉の緊張をほぐすことが効果的です。長時間のデスクワークの合間に、机を離れてちょっとした体操やストレッチをするだけでも違います。また、日本頭痛学会が作成している頭痛に関するガイドラインによると、マグネシウムやビタミンB2には片頭痛の予防効果が認められています。マグネシウムはナッツ類(アーモンドやカシューナッツなど)や大豆などの豆類や赤身の肉、緑黄色野菜や魚介類に多く含まれています。ビタミンB2を多く含むのは、レバー、 大豆、卵、葉物の野菜、乳製品です。普段からこれらの食品を積極的にとるように心がけるのもいいかもしれません。

■食品に含まれる頭痛物質に注意!

頭痛を助けてくれる食品がある一方、頭痛を助長する可能性がある食べ物もあります。 チーズやチョコレートには血圧を上昇させる「チラミン」という物質が含まれており、頭痛を引き起こす原因になることがあります。また、ワインにも同様にチラミンが含まれており、さらにアルコールも血管の拡張を引き起こして頭痛を誘発することがあるので、調子の悪さを感じるときには避けたほうがいいでしょう。 カフェインは血管を収縮させ、偏頭痛の痛みがあるときに飲むと症状がやわらぐこともありますが、緊張型の頭痛の場合には逆効果になってしまいます。自分の頭痛の原因がどこにあるかをまずは見極めてから、食事などにも気をつかってみるようにしましょう。

忙しい毎日の中でもちょっとの気遣いと、セルフケアでつらい頭痛が緩和されるなら実践してみたいですよね。本書には、女性の心身のコンディションを整えるための助けになる情報がたくさん! ぜひ手にとってみてくださいね♪

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