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「これ、今日中にやっといて」定時間際に資料整理を押しつけてきた先輩→部長へのメールで業務見直しが決まった瞬間

「これ、今日中にやっといて」定時間際に資料整理を押しつけてきた先輩→部長へのメールで業務見直しが決まった瞬間

定時間際に積み上がる仕事の山

新卒で総務部に配属されたばかりの頃のことだ。

そんな私に、定時が近づいた夕方になると決まって声がかかる。

直属の先輩が時計を一瞥し、手元の書類をこちらへ滑らせた。

「これ、今日中にやっといて」

手渡されたのは、数百枚はあろうかという書類の束。

すでに定時まで三十分もない時間に、翌日締め切りの自分の業務も残っていた。

こういったことが毎日続いていた。資料整理だけではなく、部内の状況をまとめる報告書の作成まで任されることもあった。

まだ社内の共有フォルダへのアクセス権すらない試用期間中の新入社員には、あまりにも重たい仕事だ。担当範囲を確認しようとすると、決まってこう返された。

「君の仕事でしょ」

言葉を飲み込むうちに、毎日の残業が当たり前になっていった。

帰りの電車では疲れ果てて眠ってしまい、気がつくと終点まで乗り過ごしていたこともあった。それでも翌朝には出社して、また同じ一日が始まる。

限界の一歩手前で動いた日

ある日の午後、会議資料を急いで作るよう指示が飛んできた。

その日は別の締め切りが重なっており、どう考えても全部こなせる量ではなかった。机の前でキーボードを打ちながら、じわじわと限界が近づいていた。

(このまま黙っていたら何も変わらない)

その夜、私はパソコンに向かって部長宛のメールを書いた。

件名は「会議についての資料の保存場所について」。資料の保存場所を確認する体裁をとりながら、私が作業の一部を担っていることを自然に示す文面にした。

読めば、この仕事が誰の手でなされているのか分かる内容だった。送信ボタンを押した後、しばらく動悸が収まらなかった。

翌朝、部長から「少し話せますか」と声がかかった。

面談の場で業務の分担が改めて整理され、先輩が本来担うべき仕事は先輩に戻すという方針が確認された。

指導担当も、間もなく別の先輩に変わることになった。

決定が伝わった後、先輩は気まずそうに視線を外したまま何も言わなかった。その横顔を見ながら、私はようやく肩の力が抜けた気がした。

言うべきことを言わなければ、何も変わらない。あのメール一通が、その後の働き方を大きく変えてくれた。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。

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