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「いつも髪がボサボサだから」誕生日に櫛を渡してきた彼。だが、彼の余計な一言に思わず絶句

将来の話は最初から噛み合わなかった
マッチングアプリで知り合った彼とは、しばらくは穏やかに会っていた。
共通の話題もあったし、一緒にいて気が楽な時間もあった。
ひっかかりが出てきたのは、彼が将来の話をしはじめた頃だ。
いつか地元に戻って居酒屋を開く計画があるから、一緒に来てほしいと言われた。
地元は遠い場所にあり、そこへ引っ越すとなると今の仕事は続けられない。
私にも続けたい仕事があった。
今の職場でまだやりたいことがあって、場所を動くのは難しいと伝えた。
彼は「そうなんだ」と口では言ったが、次に会っても同じ前提で話を進めてきた。
私の事情を聞いてもらえた気はしなかった。引っかかりが少しずつ積み重なっていった。
そんな頃、私の誕生日が近づいた。
彼が「プレゼント渡したい」と言って、ある日包みを差し出してきた。
何が入っているのか見当もつかなかった。
開けると、中から出てきたのは櫛だった。
「いつも髪がボサボサだから」
そう言いながら差し出された。
贈り物だということは分かる。
ただ一言が余計だった。感謝と戸惑いが同時に来て、どう受け取ればいいのか分からなかった。
素直に「ありがとう」と言ったが、胸に残るものがあった。こちらの見た目を変えてほしいということなのか、それとも単なる思いつきなのか、真意もよく分からなかった。
別れた後も届いた連絡と投稿
誕生日が来る前に、別れを告げることにした。
別れたくないと繰り返し引き止められたが、気持ちは動かなかった。
それ以上続ける理由が見えなかった。
それから数日後、メッセージアプリに文が届いた。
誕生日にプレゼントをもらいに行く、という内容だった。
状況を理解してのことなのか、そうでないのかも判断がつかない文面で、返しようがなかった。
その後、彼のSNSにポエムのような投稿がいくつか流れてきた。
誰かに向けているのかは書かれていなかったが、タイミングからして察せた。
こちらには何も返せるものがなかった。しばらく見ないようにしていると、連絡が自然に途絶えた。
ある時期から完全に来なくなり、しばらくして、彼に新しい恋人ができたと共通の知り合いから聞いた。
こちらにも新しい出会いがあった。誕生日に来ると告げてきた相手が、結局一度も現れないまま落ち着いた。
あの一連のことは、どこで何が終わったのかよく分からないまま過ぎていった。
将来の話も、プレゼントの一言も、別れた後の行動も、どれもはっきり片付いた感じがしないまま残っている。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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