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義母「お嫁さんが全部やって当然」親戚10人が談笑する中で私だけ働く法事→夫の疑問で状況が一変

法事の席で、動くのは私だけ
義父の三回忌で、義実家に親戚が集まった日のことです。
広間には十人ほどが顔をそろえ、にぎやかに思い出話をしていました。
お経が終わり、会食の支度が始まると、台所に立っているのは私だけでした。
大皿に料理を移し、お酒の栓を抜き、人数分の取り皿を配って回ります。
ようやく座れると思っても、すぐに次の頼みごとが飛んできました。
「お銚子、もう一本つけてちょうだい」
「ついでにお新香も切ってきてね」
「お嫁さんが全部やって当然」
義母は座ったまま、当たり前のようにそう言い、また話に戻っていきました。
親戚たちも「悪いわねえ」と口では言うだけで、誰も腰を上げようとはしません。
(法事だもの、協力はする。でも、どうして私一人だけ……)
断ることもできず、私は黙って台所と広間を往復し続けました。
食事が終われば、山のような洗い物と片付けが待っています。
談笑の輪から一人だけ外れて、私はそっとため息をつきました。
「なんで妻だけ?」夫が変えた空気
煮物の大鉢を運んでいると、仕事で遅れていた夫が広間に入ってきました。
汗だくで動き回る私と、座ったままの親戚たちを、ぐるりと見比べます。
夫はすぐに、この場のおかしさに気づいたようでした。
「なんで妻だけ動いてるの?」
穏やかな、けれどはっきりした声が広間に響きました。
「法事はみんなの行事だろ。一人に押しつけるのはおかしいよ」
にぎやかだった親戚たちが、しんと静まり返ります。
義母は「あら、だって……」と言いかけて、そのまま口ごもりました。
「片付けは手が空いてる人でやろう。俺も皿を下げるから」
夫は上着を脱いで袖をまくり、さっさと食器を運び始めます。
その姿を見て、あぐらをかいていた伯父も「そりゃそうだ」と腰を上げました。
「そうよね、座ってばかりで悪かったわ」
義姉がばつの悪そうな顔で立ち上がり、親戚も次々と動き始めます。
さっきまで一人きりだった台所に、いつのまにか何人もが並んでいました。
義母までもが居心地悪そうに、「お茶でも淹れるわね」と席を立ちます。
あれほど動かなかった人たちが、今は争うように手を動かしていました。
帰り道、夫は「気づくのが遅くなってごめん」と笑いました。
「一人でやるのが当たり前なんて、おかしいからな」
夕暮れの車内に、夫の穏やかな声だけが響いていました。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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