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「私は聞いていない!」報告したはずの話を全否定する直属の課長→濡れ衣を着せられ退職を選んだ40代

「私は聞いていない!」報告したはずの話を全否定する直属の課長→濡れ衣を着せられ退職を選んだ40代

人当たりの良かった課長が変わった日

少人数の部署に異動したばかりの頃、直属の課長は穏やかで話しやすい人でした。

新人や後輩からの相談ごとも、私を経由して必ず本人に上げる流れができていて、課長もそのたびに「了解、ありがとう」と笑顔で受け取ってくれていたんです。

私自身も育児休業を控えていた時期で、後輩からの相談を取り次ぐ役割は自然と多くなっていました。

けれど一年ほど経ったある時期から、課長の様子が少しずつ変わっていきました。

前日に伝えたはずの予定をすっかり忘れ、後輩の有給申請も「初耳だ」と首をかしげる。

最初は忙しいせいかと思って、私は同じ話を二度三度と繰り返しました。それでも噛み合わない。

「私は聞いていない!」

そう声を荒げられたのは、後輩の育休準備について三回目の確認をした朝のことでした。隣にいた後輩が呆然と私を見ていたのを、今も覚えています。

濡れ衣を着せられ続けた数か月

それからというもの、報告した内容を全否定される場面が増えていきました。

後輩が「私もその場で聞きました」とフォローしてくれても、課長は「言われていない」の一点張り。

本人の中では、本当に聞いていないことになっているようでした。

業務の小さなすれ違いがどんどん積み重なり、気づけば部内では「伝達ミスをする人」という空気が私の周りにできあがっていました。

後輩が困った顔で目を伏せるたびに、私はフォローの言葉を探しながら胃のあたりが重くなっていったんです。

メールでも電話でもメモでも、こちらは形に残るやり方に切り替えました。

それでも、口頭の場では当然のように記憶が抜け落ちる。

誰も悪意はない。それでも、毎朝の出勤が苦しくて仕方ありませんでした。

家でも食欲が落ち、何度も天井を見上げて夜を越えました。

最終的に、私は退職届を出すことを選びました。

辞めてから腑に落ちたこと

退職して数か月経ったある日、元の部署にいた後輩から連絡が入りました。

聞けば、課長はその後体調を崩して長期休養に入り、物忘れの背景にある事情がはっきりしてきたとのこと。

私が抱え続けてきた違和感の輪郭が、ようやく少し見えた瞬間でした。

そうだったのか、と肩の力が抜けました。私を責めていたのは課長の意思ではなかった。

ただ、それを誰も気付けないまま、私は職場を去ることになってしまった。

腑には落ちても、過ごした時間は戻ってきません。

胸の奥に、答えのない静けさだけが残りました。あの日々を振り返るたび、誰も悪意を持っていなかったはずなのに、と小さく息を吐くのです。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。

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