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「それが分からないから聞いてるの!」自分で探そうとせず頼ってくる妻を冷静に誘導した結果

私の妻はしっかり者ですが、1つだけ私を悩ませる厄介な癖があります。
それは「自分では絶対に探し物をしない」こと。
何かが見当たらないと、一秒たりとも自分で探そうとせず、すぐに私へ助けを求めてくるのです。
朝の戦場に響き渡るいつもの声
「ねえ、私の車の鍵知らない!?」
出勤前の慌ただしいリビングに、今日も妻の焦った声が響きます。
昨日はスマホ、一昨日はお気に入りのリップクリーム。どうして毎日、何かが忽然と姿を消すのか。
洗面所からリビングへ顔を出し、「最後に使った場所にあるよ」と冷静に伝えると、妻は不満げに唇を尖らせました。
「それが分からないから聞いてるの!一緒に探してよ!」
「昨日仕事から帰ってきて、最初にどこへ行った?」
「ええと……あ、喉が渇いてキッチンで麦茶を飲んだかも」
私が問いかけると、妻はブツブツ文句を言いながらキッチンへ向かいました。
自分で見つけられるなら最初から探してほしい
「……あ、あった」
数分後、キッチンから気まずそうな声が聞こえ、妻はカウンターのエコバックの陰から鍵を引っ張り出しています。
「ほら、あったでしょ」
「もう、こんな所に置いたの誰よ」
「いや、君しかいないよね」
私が家中をひっくり返さずとも、少し記憶を辿らせるだけで妻は自力で見つけられるのです。
それなら「アレどこ?」と聞く前に、なぜ最初の数分間を自分で探す努力に充ててくれないのか。
「まあ、見つかったからいいや!行ってきます!」
ケロリとした顔で玄関を出ていく妻。その背中を見送りながら、私の胸の奥には行き場のないモヤモヤが渦巻きます。
夫として頼られるのは悪い気はしません。ただ、ちょっと見当たらないからと、私へ頼るのはやめていただきたい。
静かなリビングで冷めかけたコーヒーを飲み干しながら、私は小さくため息をつきました。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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