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「全部外れなら、もう1枚くらいいいよね」コンビニのくじで全部外れたのにまだ引こうする客。だが、店長が正論を示した結果

4枚引き終えても、手が止まらなかった
高校生のころ、私は近所のコンビニでアルバイトをしていました。
当時の店では、700円の購入ごとにくじを1枚引けるキャンペーンをしていました。レジ横の箱から紙を引き、当たりが出れば、その場で対象の商品と交換できる仕組みです。
ある日、飲み物や日用品をまとめて買ったお客さんがレジに来ました。
会計は3,000円ほど。私はレシートと一緒に商品を渡し、「4枚お引きください」とくじの箱を差し出しました。
お客さんは1枚ずつ紙を開いていきましたが、残念ながら4枚とも外れでした。
ところが、最後の紙をカウンターに置いたあと、もう一度箱へ手を伸ばしたのです。
「全部外れなら、もう1枚くらいいいよね」
私は一瞬、返事に詰まりました。
「すみません、4枚までなので…」
そう伝えたものの、お客さんは「せっかくこれだけ買ったんだから」と笑いながら、箱に手を入れようとします。
強く拒むほどのことなのか、それともここはきちんと止めるべきなのか。高校生だった私は判断に迷いました。
後ろには次のお客さんも並び始めていて、レジを止めたくないという焦りもありました。
店長が確認したのは、レシートの金額だった
そのとき、様子に気づいた店長が奥から出てきました。
「失礼します。念のため確認しますね」
店長は、お客さんがカウンターに置いていたレシートを手に取りました。
「今回のお会計はこちらの金額ですので、お引きいただけるのは4枚までなんです」
責めるような口調ではなく、レシートの合計額を示しながら、決まりだけを淡々と説明しました。
お客さんはレシートとくじの箱を交互に見て、「そうなの」と短く返しました。
少し残念そうではありましたが、それ以上は何も言わず、商品を持って店を出ていきました。
後ろの列もすぐに動き出し、いつものレジに戻りました。
あとで私は店長に、「もっとはっきり言えばよかったです」と話しました。
すると店長は、「決まりを伝えるだけなら、怒る必要はないよ」と言いました。
その言葉は、しばらく頭に残りました。
後日、似たように規定の枚数を超えて引こうとするお客さんがいました。そのときは私も、「こちらのお会計ですと、ここまでです」と落ち着いて伝えることができました。
相手を責めるのではなく、確認できるものを示して決まりを説明する。高校生だった私にとって、店長の対応は接客の仕方をひとつ覚えた出来事でした。
※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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